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2011.07.19

●鴨川「等間隔の法則」

【鴨川等間隔の法則】
鴨川の川岸(主に三条~四条大橋間)に佇むカップルの間隔が、自然に等間隔になることを云う。
特に週末夜間に於いては、その距離が狭まる事が顕著である。

ミヤコ人なら極々見慣れたこの風景。
「Liebeの有無」「夜の勝者と敗者」が明確に二分される残酷な現場でもあります。

然乍ら、地方紙発行部数では国内三位を誇る「京都新聞」。
にも関わらず、この「探偵ナイトスクープ」「テレ東」的な企画は何なのでしょう…。
しかも掲載日は祇園祭「宵山」の日、他に書く事が沢山有ると思うのですが。

まぁ「たま~に」購読者の意表を衝く事で定評(?)のある同紙、流石「面目躍如」と云った所処なのかも知れません。

20110716134555015“鴨川”カップルの平均間隔は? 
記者が計測

鴨川べりのカップルは等間隔に座る―。京都で有名な法則だ。恋人たちは左右の存在を気にせず、愛を語り合えるよう絶妙な距離を取っている。では、実際には何センチ離れているのか。記者2人が週末の夜、メジャー片手に計測してみた。
鴨川が夜の闇に包まれる。納涼床のにぎわいを背に、20、30代の男女が体を寄せ合っていた。1組が立ち上がると、別の組が測ったように同じ場所へ。左右のカップルの中間が「指定席」となり、見事な等間隔が形成された。
今月1日、三条大橋―四条大橋の鴨川右岸(京都市中京区)で午後6時から4時間、計測した。この日の京都市の最高気温は29・4度としのぎやすく、調査に絶好の「花の金曜日」。お邪魔にならぬよう恋人たちの4メートルほど背後で、静かにメジャーを伸ばした。

まず午後6時台。三条大橋下流にカップルや友人7組が等間隔で連なっていた。人が少なく、距離を取れるためか、平均間隔は550・4センチもあった。カップルと1人で座る人が同数で、「おひとりさま」も多かった。
7時台も小雨が降った影響で人が少なく、平均457センチ。カップルの数が一気に増えたのは8時過ぎだった。平均間隔は259・1センチ(三条大橋側)と414センチ(四条大橋側)に。缶ビールを飲み、肩を抱き合ってささやき合う恋人たちの姿が目立った。
9時台半ばになると、三条大橋下流の雰囲気が大きく変わる。四条大橋側はしっとりした雰囲気を楽しむ恋人たちが11組連なり、間隔は平均257・5センチ。一方、路上ミュージシャンが演奏を始めた三条側では、若者の友人グループがあふれた。40組の平均は282・7センチだが、間隔の狭かった13組に限ると平均115・8センチ。この日最短の40センチも記録し、等間隔というより「数珠つなぎ」だった。
この日計測した計84組の平均間隔は369・8センチ。カップル同士の最短距離は85センチだった。記者も川べりに座ったが、2~3メートル距離があると、川の流れる音も重なって隣の会話は聞き取れず、語らいに集中できそうだ。

なぜカップル同士は等距離を取るのか。川べりを訪れた個人投資家の岡本成子さん(24)=南区=は「他人に気を使う京都人らしい現れでは」と分析し、大学2年の宮本ありささん(19)=左京区=は「恋人ならイチャイチャし、同姓の友人だと男の悪口を言い合う。周囲の迷惑を避けて距離を取るけど、それぞれ理由は違う」と話した。
1993年に鴨川のカップルを調査した本「Kyoto恋愛空間」(斎藤光・橋爪紳也著)によると、同年8~11月の14日間の調査で、午後5~9時に鴨川に座った人数は平均247組。記者がこの日午後6時から10時まで数えた恋人や友人らは計171組で、やや減少傾向にあるのかもしれない。
恋人たちは記者の怪しい調査を気にするそぶりもなく、会話に浸っていた。人数は減っても恋愛への情熱は、今も昔も変わらない。
(文.写真共 京都新聞7/16より)

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