●歳時記「中秋」
昨夜は「中秋」、所謂「お月見」の日で御座います。
私めも買い物がてら、帝都の夜空に浮かぶ朧月を眺めておりました。
ビル間より望める月は「満ちて」おりましたが、風情と云う点ではチト「欠ける」もの。
加えてトーキョーの夜空は明る過ぎます。
そんな訳でミヤコの「お月様」を懐かしく思った次第にて、ウチの近所の「月便り」をアップしておきます。
夜空と水面に月
大覚寺で観月の夕べ
中秋の名月をめでる「観月の夕べ」が10日、京都市右京区の大覚寺で開かれた。虫の鳴き声が響く中、訪れた人たちは夜空と水面に輝く二つの月を静かに眺めていた。
大覚寺の大沢池は平安初期に嵯峨天皇が船を浮かべて文化人らと遊んだ観月の名所とされる。同寺では毎年、中秋の名月(今年は12日)に合わせて観月会を開いている。
午後6時半すぎ、大沢池の上に設けた祭壇で五穀豊穣(ほうじょう)に感謝する満月法会が始まると、雲の切れ間から円い月が顔をのぞかせた。訪れた人は屋形船の上や池のほとりから月を見つめ、秋の風情を感じていた。
観月の夕べは12日(午後5~9時)まで。参拝料が必要。船席券は1枚1500円。当日午後4時から会場で販売する。
(文.写真共 京都新聞9/11より)