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2011.09.12

●「プールマッチ」観戦記.その一

えー、此処数日ラグビー三昧の「嬉しい悲鳴」。
始まった計りのワールドカップですがいきなりの好ゲーム連続、ウチの「スカパー」も「ハードディスク」もフル回転です。
そんな訳での「Pool B観戦記」二試合に成増。

Rugby_3

【イングランド(1T1G2PG)○13 - 9●(3PG)アルゼンチン】
序盤戦屈指の好カードも内容自体は凡庸、両チームとも固いゲームの運びの上に反則多発でスローな展開に。
加えて両キッカーが目を覆う計りの「大乱調」、特にこれ程キックの決まらないウィルコを見たのは初めてです。

アルゼンチンはキックの不調(3/9)と決定力不足で前半の優位をスコアに生かせず。
後半途中迄どのスタッツを見てもアルゼンチンが「勝って然り」だったのですが、「9-3」の場面で比較的イージーにーなPGを痛恨の失敗。
これが響き結局ラスト15分でうっちゃられた感じですが、「負けた」実感が沸かないのではないでしょうか。
結局この「勝つべき」ゲームでの「4点差敗北」が何を意味するかと云うと…。
勝っていれば準決勝の相手は相性の良いフランス、二大会続けてのベスト4入りも俄然実現性を帯びてきたのが、結果ニュージーとの対戦が濃厚になってしまった訳で。
しかもエルナンデス不在の上にコンテポーミが怪我退場(恐らく離脱)、絶対的司令塔不在の中でスコッツとの戦いにすら暗雲が立ち込めて来ました。

イングランドは兎に角反則が多すぎ。
これではゲームの流れを作ろうと思っても無理な話、加えて「スーパーブーツ」の大誤算(3/8)。
FW戦でも劣勢、BK陣もキレ無し速さ無し、これで良く勝ったものです。
この苦戦が良薬となるか、それとも得意の「死んだフリ」なのか…。
前回大会の例もあるので断言は出来ませんが、今回は可也厳しいかと。

【スコットランド(4T1G4PG)○34 - 24●(2T1G4PG)ルーマニア】
接戦続きの予選プール、格下チームが最後迄食らいついた試合。
まさかティア2相手に此処迄FW戦で劣勢になるとは本当に想定外だったでしょう。
オールドファンとしても、愚直に近場をゴリゴリ攻めるのはスコットランドのお家芸のイメージ、逆の光景を見るのは意外な感じでした。
尤もスコッツがプール戦で格下相手に危ういゲームをするのは「何時もの事」。
そう云う意味では「らしい試合」だった鴨。
あと、パターソンが真正面のゴールキックを外す珍しいシーンもありました。
今大会のプールマッチ、「スーパーブーツ」は受難続きです。

ルーマニアは自分達の強みを最大限生かした「会心」の試合内容。
特にFW陣の頑張りはセット.運動量共に感動モノ、スクラムは圧倒、ブレイクダウンでも互角以上の戦い。
後半のテリトリーは殆ど相手陣での試合、67分に逆転してからは残り10分迄1点差とは云えリードする展開、「若しかしたら」の期待を充分に持たせるものでした。
しかしそれでも勝ちきれないのは矢張り地力の差。
「アップセット」を起こすには相手を焦らす点差で終盤に持ち込む(=逃げ切り)しか無い、と云う事でしょう。

最後に余談ですが…。
「両チームの芸風」「ロコ臭漂う小規模な会場」、加えて「レェフリーのジャッジスタイル」から醸される雰囲気は、「古き良き」アマチュア時代のワールドカップを思い出させるものでした。

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