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2011.10.31

●「トップリーグ」開幕節.雑感

えー、先週より「ジャパンラグビー.トップリーグ」が開幕致しました。
週末は秩父宮詣&Jスポーツ観戦、漸く全ての試合を見終わった所処です。
そんな訳での「開幕節.観戦記」雑感その壱に成増。

・パナソニック(旧三洋) (昨季優勝)
開幕戦は敗れたもののチームのアイデンティティ(堅守&勝者のイデオロギー)は健在、堀江.田中.北川智.山田ら中堅にも確りと浸透しているのは心強い。
しかしアイブス.ホラニの離脱とブラウンの引退があまりにも痛い。
ラインアウトとブレイクダウンの要を欠いた現状、果たして戴冠は可能か?。
まぁ下位に取りこぼす不安は全く無さそうなので、ラウンドロビン中に新戦力が馴染んでくればチャンスはありそうです。

・サントリー (昨季準優勝)
昨季から取り組んでいる「アグレッシブ&アタッキングラグビー」は更に上積み。
今年は「早さ」に加えて「強さ」「緩急」も増し、ペースを掴んだ際の攻撃力は手が付けられ無さそうです。
WCがこのチームにとってはプラス作用しているのも良い傾向、クレバー.ピシ.日和佐らの充実振りは特に目を惹きました。
元来セットプレーやスカウティングは磐石、選手層も厚い上にベンチワークも的確。
その上に近日「怪物」が二人合流、最早死角を探すのが難しく。

・東芝 (昨季ベスト4)
現状「打倒サントリー」の一番手。
体躯の強さを生かしたコンタクトは健在、オフロードやブレイクダウンは他チームより先駆けて取り組んでいただけに一日の長があります。
チームの指針もはっきりしており、戦い方にブレが無いのも強み。
前10人のパフォーマンスは安定しているだけに、鍵は矢張り後ろ5人。
FWで「崩し切れない」相手と戦った際、如何に点を取る術を持っているか。
此処迄の3チームはプレーオフ「鉄板」にて。

・トヨタ (昨季ベスト4)
局地戦の強さは周知の所処も、大局を見て戦えないのは相変わらず。
空回りし出すとエラーとペナルティの多発するチームカラーも改善されてない様子。
しかも年々各チームもコンタクトは強化しており、トヨタの持つアドバンテージも絶対的なものでは無くなって来ているのが現状、下位の何チームかに食われる可能性も大きいです。
「個人技頼み」「大味に試合運び」ではトップ4入りもそろそろ危ういかと。

・神戸製鋼 (昨季5位)
取敢えず戦力は充実、今季はベスト4に食い込むチャンス。
開幕戦を見た限りでは昨季に比べグラントのパフォーマンスが雲泥の差、カワウとのラインは大きな武器となりそうです。
只、どうも試合運びが覚束ないと云うか不安定と云うか…イマイチ不安。
理由は長年の不振続きで「勝ち切るメンタリティ」を忘れてしまっている事と、チームの持つ「絶対的な拠り所」に欠ける事に尽きるでしょう。

・NEC (昨年6位)
毎年懲りずと云うか…、相変わらずのシーズンイン。
「積極的」と「身の丈を弁えず」を勘違いした戦い方で自滅の敗戦。
取敢えずはセットとブレイクダウンに特化した10メンラグビーに立ち返った方が、結果はついてくると思われます。
只、未だに主要得点源がモールのみと云うのも如何かと…。

・リコー (昨年7位)
何気に注目していたのですが…、開幕戦を見る限りでは期待外れ。
今季は全般的に自陣から「積極的」にアタックする風潮が強いのですが、それも「時」と「場合」と「相手」次第。
少なくともサイズや選手の資質で劣るチームは「弱者の戦い方」+「自らの強みを最大限に生かした戦い方」をしなくてはなりません。
なのにアタックは特に工夫無く、基本的には外人さんの個人技頼み。
ソコソコディフェンスが機能していたのが救いも、この儘では今季は降格争いかと。

以下後篇へ続く。

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