●源氏五十四帖「賢木」
えー、昨日日曜日はウチの近所のお話。
伊勢行幸前の13ヶ月間、歴代斎皇女が野々宮で禊をされた事に因んでの祭事です。
尤もこの催し、私が東下してから始まったものなので詳細は不存知にて。
因みに伊勢斎宮寮は神宮の北西約20㎞、とんでもない辺境の地に御座います。
流石にこの御一行様は、そんな遠い所処迄参られませんが…。
斎宮行列、華麗に
平安装束まとい 嵯峨嵐山
伊勢神宮へ向かう皇女の道中を再現した「斎宮行列」が16日、京都市右京区の嵯峨嵐山地域で行われた。平安装束をまとった約100人の一行が、観光客でにぎわう景勝地を厳かに練り歩いた。
斎宮は天皇の代わりに伊勢神宮に仕えた。天武天皇の時代に制度化され、天皇が即位するたび占いで選ばれ派遣されたという。伊勢へ旅立つ前に身を清める潔斎所(けっさいじょ)が野宮(ののみや)神社(右京区)の近くにあったことから地元保存会が1999年から行列を再現している。
一行は、十二単(ひとえ)をまとった斎宮代の吉川香奈子さん(26)=右京区出身=を輿(こし)に乗せ、正午に野宮神社を出発した。きらびやかな衣装の高級女官や旅の責任者となる監送使(かんそうし)らとともに、天龍寺前や渡月橋を巡る約3キロの行程を進んだ。到着点の大堰川(保津川)岸では斎宮代が流れに手を浸す御禊(みそぎ)の儀を行い、王朝絵巻を締めくくった。
(文.写真共 京都新聞10/17より)