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2011.10.13

●唯一「順当な結果」

えー、四日続いたラグビーW杯のクォーターファイナル観戦記も今日が最後。
そんな訳でマッチリポート続篇、「南半球の部」その二と成増。

【ニュージーランド(2T1G7PG)○33 - 10●(1PG1G1PG)アルゼンチン】

試合はオールブラックスらしからぬ「固く固く」のゲームプラン。
アルゼンチンの堅守に加え、一時とは云え逆転トライを許した事からか、PGを確実に積み重ねリードを広げます。
セーフティリードの取れぬまま後半の中盤迄試合が縺れますが、ゲームの流れは圧倒的にニュージーランド。
67分に初トライを挙げ「23-10」とした所でほぼ勝負の趨勢は決定、スコア差以上の完勝と云って良いでしょう。

そしてこの日最大の収穫は「×ファクター」出現、ピリ.ウィップーの活躍です。
キッカーとしての役割は云うに及ばず、絶対的司令塔不在な状態で新たなゲームコンロラーに目途が付いたのは大きい。
亦、マコウにも匹敵するその「熱いプレー」はチームに良い影響を与えるでしょう。
「カーター離脱」「スレイド不調」、マコウ.ダグらも怪我を抱えるチーム状態の中で、一躍救世主とも成り得る存在になってきました。

一方前回の躍進再現成らず、ベスト8で力尽きたロス.プーマス。
準備不足と天才不在の中、現在のチーム状況では大健闘と云って良いでしょう。
ゲームを通して守勢一辺倒、アタックの見せ場が殆ど無かったのが残念ですが、相手が相手ですからそれも致し方無し。
寧ろ後半67迄ノートライに抑えた粘りと、一番苦しい時間他でシンビンを食らいながら試合を壊さなかった精神力を称えるべきでしょう。
最後のトライがやや余計でしたが、W杯の大舞台でオールブラックス相手に接戦したのは大きな自信に繋がる筈です。

まぁ伝統的にスクラムとディフェンスを機軸としたチーム構成、加えて優れた10(12)番を有しているので大崩れしないタイプのチーム。
来期からの4ネーションズ、世代交代の成否や選手召集の課題は残っていますが、更なる強化が期待出来そうです。

 

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