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2011.10.10

●「大一番」での戦い方

ラグビーW杯も土曜日より準々決勝、ノックアウトステージに突入。
今回はベスト8の山が「キレー」に北半球と南半球に分かれてしまい、6NsとTNs(+1)のやり直しの感となってしまいましたがまぁ其処はワールドカップ、違った緊張感があるものです。
そんな訳でのマッチリポート「北の部」その一と成増。

【ウェールズ(3T2G1PG)○22 - 10●(1T1G1PG)アイルランド】

アイルランドは予想に反して「横綱相撲」のゲームプラン選択、自陣からも積極的にボールを廻し、狙える場所でのペナルティーもタッチを狙います。
しかし結局は前半再三有ったトライチャンスを取りきれず終始攻勢の内容ながらスコアは「3‐10」、これが後々迄響く事となりました。
後半一度は同点に追い着くも、再度リードを許した後は自陣から出る事も儘成らず。
終盤やっと訪れたチャンスも、勝負所でウェールズの防御圧力と焦りからミスとペナルティーを多発し、加えてスタミナ切れで終戦となりました。

敢えて相手の土俵で戦ったのかはいざ知らず、アイルランドの「積極的」「力づく」の攻撃がウェールズのデフェンスに上手く「噛み合って」しまった感、最後迄ウェールズの堅守を崩しきれませんでした。
自分達の流れを掴みきれず常にリードを許す試合展開から、次第に「らしくない」ハンドリンクエラーやタックルミスを誘発する悪循環。
あと結果論になりますが、プールマッチのワラビース戦勝利でやや「バーンアウト」気味になっていたのかも。

対してウェールズは何時も通り「己のラグビー」を貫きました。
開始早々自陣よりフェイズを重ね、自分達の攻撃の形でのトライ先取。
その後前半は守勢一辺倒になるも我慢の時間帯を凌ぎ切ると、後半はプリーストランドとハーフペニーのキックでアイルランドを自陣に釘付け。
テリトリー戦略で優位に立つと積極的な攻撃で連続トライ、ゲームの主導権を手放しませんでした。
特に象徴的だったのはディフェンス、「低く激しいタックル(何と後半のタックルミスは僅か「1」)」「早いカバーリング」「ゴールラインを背にした際の粘り」。
統制され、且つ集中力を切らさない防御網はアイルランドの攻撃をほぼ完璧に封じ込めました。

それにしても大会前の下馬評では予選リーグ落ちも囁かれたウェールズ、その充実振りは目を見張るものがあります。
スキッパーのウォーバートンを筆頭に.ノース..ハーフペニーら若手陣は試合を追う事に成長、勢いは増す計り。
「南ア戦に惜敗」「サモアに辛勝」「フィジーに圧勝」と云ったプールリーグの戦跡も良い流れ、この日の「完勝」に繋がったのかも知れません。

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