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2011.11.26

●南座「師走風情」.二景

ミヤコは四条大橋東南詰より「師走風物」の知らせ。
昨日「顔見世」を五日後に控えた南座で、恒例の「まねき上げ」が行われました。

顔見世が始まると祇園町にも繁忙期が訪れます。
「師匠」も「おかあさん」も「おねえさん」も「走り回り、飛び回り、舞い回る」師走。
年の「瀬」にて加茂の「河原」なだけに、そんな「水限」とでも申しましょうか。

そんな冗談を云いながら、礑気付けば今年も残す所処あと一ヶ月余り。
弥速、歳月の過ぎ行くのはホントに早いものでして…。

20111125121208111125005役者の名ずらり 
南座で恒例「まねき上げ」
京都の師走を彩る「吉例顔見世興行」(30日~12月26日)を前に、京都市東山区の南座で25日、出演する歌舞伎俳優の名前を書いた「まねき看板」を据え付ける恒例の「まねき上げ」が行われた。
まねき看板は、大入りを願って丸みを帯びた勘亭流の書体で役者の名を記した庵形のヒノキの一枚板。江戸時代以来の古式が残るのは南座だけという。
作業は午前0時ごろから始まり、劇場正面に組んだ格子状の「竹矢来」に、職人たちが位置を調整しながら1枚ずつ設置した。午前9時過ぎ、最後に「片岡仁左衛門」のまねき看板を掲げ、「尾上菊五郎」「坂田藤十郎」など東西の役者の名がずらりと並んだ。
大きなちょうちんや、櫓の上に据える梵天なども新調され、劇場は「歌舞伎の正月」を迎える装いに。国越稔弘支配人と見物客たちが、清めの塩まきと手締めで興行の成功を祈った。
(文.写真共 京都新聞11/25
より)

一方、劇場内では「一足早く」新緞帳のお披露目。
91年の改装工事以来、様々な舞台の幕開けを担ってきた「牡丹唐草段文様」は、20年間のお役目を終え無事引退となりました。
因みに同幕の寄贈は先代緞帳に引き続き、聖護院八ツ橋さんとの事。

20111123191509dacyou“花と鴨川”格調高く 
南座、新緞帳お披露目

年の瀬の訪れを告げる「吉例顔見世興行」を前に、南座(京都市東山区)は舞台の緞帳(どんちょう)を新調し、23日に「緞帳開き」をした。関係者らが劇場の新しい顔の誕生を祝った。
新しい緞帳「赤地草花連紋」(高さ7・5メートル、幅18・7メートル)は明るい赤色を基調に、600色以上の糸を使ったつづれ織。古来おめでたい図柄とされる「立涌(たてわく)文様」を取り入れ、杜若、菊や鴨川の流れなど、京の自然を意匠化した模様が連なっている。
日本画家の上村淳之さんがデザインを監修した。
南座の大改修から今年で20周年を迎えたのを記念し、聖護院八ッ橋総本店(左京区)が寄贈した。川島織物セルコン(左京区)が半年かけて製作した。
式典には約100人が出席した。松竹の迫本淳一社長は「新たな緞帳は劇場の新しい歴史の第一歩となる」とあいさつした。一般には30日に開幕する顔見世興行で披露される。
(文.写真共 京都新聞11/24より)

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