●来年は「角の成駒」
秦氏入植以降、洛西の地にて山背国からの歴史を有する松尾大社。
遷都以降は皇城鎮護神として「賀茂の厳神、松尾の猛神」と称され、亦室町期よりは「醸造の租神」として全国蔵元からの尊崇を集める様になりました。
今日でも八百万神の中にて、「酒造」を司る「日本第一酒造神」として仰がれ給ふておりまする。
と云う訳で昨日の「洛中.師走風物」ネタに引き続き、本日は「洛西.迎春風物」ネタ。
我が家毎春の初詣先「松尾さん」で昨日、名物「干支大絵馬」が御目見え致しました。
序でですので直近三年間の大絵馬の写真もアップしておきます。
因みに表題は「竜」の絵「馬」に掛けて駄洒落ってみたものにて。
「昇竜のように生命力あふれる年に」
松尾大社にジャンボ絵馬
京都市西京区の松尾大社で25日、来年のえと「辰」を描いた大型絵馬が設置された。お酒の神様をまつっているため、雲間から姿を現した竜が杯をつかむ場面が描かれている。
絵馬は縦3・2メートル、横5・5メートル、厚さ0・2メートル、重さは約90キロ。大社に関係のある業者でつくる「松尾会」が、1983年の「亥(い)」から毎年奉納している。
原画は、85年から左京区の日本画家藤原みていさんが担当していたが、今年8月に90歳で亡くなった。生前の言葉から、12年前に描いた絵を使うことにした。
大社権禰宜の西村伴雄さん(57)は「来年は昇竜のように勢いがあり、生命力あふれる年になってほしい」と話していた。
(文.写真共 京都新聞11/26より)