« ●下諏訪巡礼「冬の巻」 | Main | ●来年の支度 »

2011.11.15

●下諏訪巡礼「春の巻」

12先月末「諏訪湖マラソン」の後日談。
レース完走後は諏訪社参詣、秋宮から中山道逕路で春宮へ。
そんな訳での下諏訪散策.後篇「下社.春の巻」で御座います。

13
【写真上】神楽殿と境内風景。
江戸中期(17C後半)建立、桁行五間.梁間三間 切妻造.妻入 銅板葺。
撞木造の秋宮神楽殿に較べ、規模.装飾共に簡易な殿社。
造営は江戸中期に遡るが数次の修築跡が認められる。
特に昭和初期の改修で大幅に改められており往時の姿は偲べないが、江戸前期の境内図絵によると、当初から四柱建て.吹放ちの小規模な神楽殿だったことが伺える。

14 
【写真上】下社春宮.幣拝殿。(重文)
幣拝殿:安永8(1799)建立
桁行一間.梁間二間、楼造.切妻造(正面軒唐破風付)、銅板葺、左右袖塀附属。
左右片拝殿:安永8(1799)建立
桁行五間.梁間一間、一重.片流招屋根付、銅板葺。

片拝殿の屋根形状が少々異なるのみで、社殿配置や様式は秋宮と相似する。
従い仔細は記述済みの為省略(詳細は「秋宮篇」参照の事)。

15
【写真上】幣拝殿.近景。
工匠は大隅流.柴宮長左衛門矩重。
他にも「北熊井諏訪神社」「水上布奈山神社」「小俣諏訪社」等、諏訪を中心とした信濃.上州地方で数多の建築彫刻を残している。

17【写真左】一之御柱。
件彼是に就いても「秋宮篇」で既述なので省略。

尚余談であるが「南面(諏訪湖に対面)する立地」や「馬場参道の下馬橋」「社域を流れる禊河(砥川)」の存在等、下社発祥は春宮を起源とする説が有力である。

尤もこの辺も民俗学の分野なので、触りだけにしておく事に。

11
【写真上】下馬橋。
元文元年(1736)建立、桁行五間.梁間一間 切妻造.妻入 銅板葺。
反橋に切妻屋根を上げたのみで、組物を持たない簡素な造り。
春秋遷座祭の折、八坂刀売神の御霊代を乗せた神輿だけが橋を渡る。

と、こんな所処でした。

|

« ●下諏訪巡礼「冬の巻」 | Main | ●来年の支度 »