●春は汽車に乗って
本日は地元.嵯峨嵐山の「時節の便り」。
春の観桜行楽も間も無く訪れるこの折、今日「トロッコ列車」の運行再開イベントが行われました。
とは云うものの…。
実は私め、この「トロッコ列車」に乗車した事は一度も有りません。
ウチの実家はトロッコ列車「嵯峨駅」迄徒歩三分の場所、アクセスは至極便利なものですが、近所の観光名物には却って触手の伸びないもの。
更には好き好んで観光混雑の中に身を投じる程「酔狂」でも御座いません。
序で云うなら、保津峡の渓谷風景は大昔によく観たものでして。
親戚宅が亀岡、母方実家が丹波桧山方面でしたので、「非電化.単線」時代の旧山陰本線時代(現嵯峨野線)には度々乗車したものです。
ディーゼル列車に揺られて田舎に向かうその際、嵯峨駅から保津峡~馬堀間の峡谷沿いの線路が現在のトロッコ路線。
車窓から眺め下ろす保津峡谷の自然美は流石にて子供心にも印象に残っていますが、寧ろ「早く着かへんかなー」と鈍行運転の車内で「暇を持て余して」いたのをよく覚えているのでした。
春へ トロッコ出発
保津峡、運行再開
保津峡沿いに京都市の嵐山と亀岡市を結ぶ、嵯峨野観光鉄道のトロッコ列車が1日、運行を再開した。地域の子どもたちを乗せた列車が右京区のトロッコ嵯峨駅を出発し、にぎやかな歓声に包まれた車内は、春到来を思わせた。
午前8時半から嵯峨駅であった式典には、地元幼稚園と保育園の園児約85人が出席。園児代表が車掌と運転士に花束を贈呈し、一番列車がスタートした。
やや肌寒い朝となったが、園児は元気いっぱい。保津峡を眺め、歓声を上げた。嵯峨幼稚園の近藤百巴ちゃん(6)は「景色がきれいで楽しかった。春にも乗りたい」と話していた。
トロッコ列車は、線路や車両の保守点検のため、毎冬約2カ月間休業している。東日本大震災の影響で、昨年の春は乗客が激減したが、夏以降は回復してきたという。一部水曜が休みだが、春、大型連休、夏、秋の観光シーズンは毎日運行する。12月29日まで。
(文.写真共 京都新聞3/1より)