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2012.04.03

●「サモアな人々」in秩父宮

えー、先日秩父宮で行われた「HSBC.東京セブンズ2012」観戦記.、その三。

日曜日は「カップ」「プレート」「ボウル」「シールド」の各決勝トーナメント。
土曜日の予選プールとは違い、実力が近似したチーム同士の戦いとあって、各グループとも好ゲームが続出しました。

そんな中、この日「一番」の盛り上がりを見せたのがこの試合。
カップトーナメント.セミファイナル「サモア‐ニュージーランド」の一戦です。

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【写真上】試合風景一写、サモア応援団の陣取る前でのスクラム。
一時は「12‐0」とサモアリードも、NZも地力を見せホーン間際に追いつき「12‐12」の同点、今大会初の「サドンデス」へ突入します。
最後はサモアがキックオフからのボールを保持し続けトライ。
若手主体とは云え「セブンズブラックス」からの金星、内容も完勝でした。

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【写真上】狂喜乱舞のサモア応援団。
15人制同様、サモアは激しいコンタクトを前面に押し出した「熱い」戦い振り。
気持ちのこもったプレイにアプセットの期待もあってか、会場の雰囲気は「サモアのホームゲーム」と云った感でした。
日本のラグビーファンは本来NZ贔屓が多いのですが、この試合に限っては旗色悪く。

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【写真上】試合終了、ノーサイド。
健闘を称え合う両チーム。

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【写真上】敗者に鞭打つ図。
引き上げるNZを目の前に、大騒ぎのサモア軍団。

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【写真上】勝者に喝采を送る図。
自国チームを前に、更に大騒ぎのサモア軍団。

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【写真上】「TOKYO SEVENS 2012」ラストマッチ 、キックオフ直前。
シリーズランキング上位4強(NZ.フィジー.南ア.イングランド)が次々と姿を消し、決勝のカードは「オーストラリア‐サモア」。
サモアは兎も角、オージーのファイナル進出は予想外でした。

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【写真上】更に大騒ぎのサモア軍団。
午前中に較べ、倍以上の人数で膨れ上がっています。
如何やら試合を終えたチームの応援団を次々と吸収、拡大している模様。

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【写真上】試合終了。
ゲームは「二転三転」、期待通りの白熱した展開。
サモアが5点リードで終盤に差し掛かるも、残り一分を切った所処でオーストラリアが同点のトライ、サドンデス突入かと思いきや難しい位置からのCGを決め逆転。
意外なダークホースがカップ戴冠となりました。

この日のサモアはフィジー.NZと強豪相手にタイトなゲームの連戦。
疲労の蓄積していた上に決勝は10分ハーフ、最後は「力尽きた」感じでした。
対するオージーは平均年齢20歳、セブンズには「若さ」も大きな武器でして。

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【写真上】表彰式準備中の一コマ。
ピッチに乱入した「イケナイ」サモアの人。
この後「ワラビーの着ぐるみ×2」もグランドを駆け回っておりました。

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【写真上.下】表彰式を横目に引き上げるサモアチーム。
最後は惜敗したものの、今大会を最も盛り上げたチームでしょう。
「Malo ! Toe failoai !」

と、こんな感じの「TOKYO SEVENS」観戦記.三部作で御座いました。
尚、ニュースリリースに由ると、ワールドセブンズのツアーは今後3年間日本で継続されるとの事。
来年も亦来よっと。

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