●「お稚児さん」決まりました
お稚児さんは、そりゃ偉いものなのです。
何たって「正五位下少将」。
平安律令の時世ならば、我々「地下の民」なぞとは別世界の「やんごとなき」御方。
近世お武家さんの格付けに直しても十万石のお大名様なのです。
と云う訳にて今年の祇園祭「お稚児さん」と「禿さん」が発表となりました。
四条富小路の福寿園茶寮さんでは「大盤振る舞い」の予感?。
祇園祭、「頑張ります」
長刀鉾の稚児に福井君
祇園祭の山鉾巡行(7月17日)で先頭を進む長刀鉾の稚児と補佐役の禿(かむろ)が決まり、長刀鉾保存会(京都市下京区)が6日発表した。
稚児は木津川市の同志社国際学院初等部4年福井正賢(まさよし)君(10)、禿は福井君の弟で同初等部2年の正道君(8)と北区のノートルダム学院小3年安藤健之助君(8)で、昨年に続いて兄弟が稚児と禿を務める。
稚児の正賢君は「災害や病気が起こらないようにするお祭り。大切な役だと思うので頑張ります」と力強く語った。正道君は「3人で力を合わせたい」と緊張気味に話し、安藤君は「伝統ある祭りに参加できるのはうれしい」と笑顔を見せた。
正賢君、正道君は茶製造販売会社「福寿園」副社長福井正興さん(40)の長男、次男。安藤君は法衣仏具製造販売会社社長安藤健作さん(40)の長男。3人は7月1日の「お千度の儀」などを経て巡行に臨む。
(文.写真共 京都新聞6/6より)