●水無月の「をどり」
今年で十九回を迎える五花街合同特別公演「都の賑い」。
何時の間やらミヤコ花街の恒例催事、「夏至の頃」の風物詩になりつつあります。
と云う訳で開催を半月後に控え、甲部歌舞練場で合わせ稽古か行われました。
そう云えば常時会場の京都会館は只今全面改修中。
従い今年(と恐らく来年)は南座での公演となっております。
花街合同踊りに熱
祇園甲部で稽古
京都五花街の合同舞踊公演「第19回都の賑い」に向けて、各花街の舞妓20人による合同の稽古が14日、京都市東山区の祇園甲部歌舞練場で行われた。
公演では上七軒が長唄「老松」、先斗町が大和楽「あやめ」、祇園甲部が清元「青海波」、宮川町が長唄「旅」、祇園東が長唄「鞍馬の火祭り」の演目を披露した後、舞妓がフィナーレを飾る。
舞妓は各花街から4人ずつ出演し、うち15人は初の合同公演となる。稽古は京舞井上流五世家元の井上八千代さんが統括し、祇園の四季を歌う「祇園小唄」を繰り返し踊りながら、立ち位置や細かな動きを確認していた。
公演は29日午後2時半、30日午前11時と午後2時半、東山区の南座で。
京都伝統伎芸振興財団(おおきに財団)TEL075(561)3901。
(文.写真共 京都新聞6/14より)