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2012.07.17

●山鉾巡行

本日ミヤコでは祇園祭「山鉾巡行」。

近畿地方は今日梅雨明け、夏空快晴の中での山鉾巡行。
絶好の見物日和に恵まれました。
尤も山鉾町の役員さんや曳き手さんにとりましては、却って「晴れ杉暑杉」の天気。
嘸かし汗だくの巡行だった事でしょう。

因みに「祇園祭」此処三年間の人出はと申しますと。

      宵々々山    宵々山    宵山     巡行
2010年 
08万人   12万人   47万人   20万人
2011年 
15万人   28万人   45万人   20万人
2012年  25万人   29万人   40万人   16万人

尚、宵山三日間の来客数カウントは午後11時調べ(京都府警)の為、実質もう少し多いかと思われます。

所処で祇園祭の来場者数、実際どうやって計測されているのかと云うと。
四条烏丸や室町.新町等の主要六地点で1㎡の人数を一日三回定時計測し、その凡実数を祇園祭の関係面積(約72000㎡)に換算。
更に上記に加え「ビデオカメラ映像の解析」「前年との混雑具合対比」等を織り込み、多角的に計算する(京都府警)、との事でした。

20120717130055tsujimawashi空からり33基歩み新た 
祇園祭・山鉾巡行に16万人
日本三大祭りの一つ、祇園祭は17日、ハイライトの山鉾巡行を迎えた。梅雨明けした夏空の下、豪華な懸装品で彩られた山鉾が、祇園囃子を奏でながら京都市中心部の都大路を進んだ。今年は、142年ぶりに大船鉾が唐櫃で巡行に加わり、しんがりを務めた。参加山鉾は33基となり、新たな歴史を刻んだ。
午前9時、気温が早々と30度を超える中、音頭取りの威勢よい掛け声「エンヤラヤー」に合わせて、くじ取らずの1番手、長刀鉾が約11トンの巨体を揺らして四条烏丸を出発した。四条麸屋町では、同鉾の稚児が太刀をきらめかせて神域を示す注連縄を一刀で切り、沿道から拍手が沸き起こった。
四条通堺町では「くじ改め」があり、今年の「山一番」の郭巨山から順次、裃姿の正使が古式にのっとりくじを奉行役に示した。
「動く美術館」とも形容される優美な山鉾は、四条通を東進し、河原町通を経て御池通を西へ進んだ。交差点では、進行方向を90度変える豪快な「辻回し」があり、大きな歓声が上がった。
33基の山鉾は、前祭23基と後祭10基に分かれる。このうち、後祭の巡行順が変更され、橋弁慶山が140年ぶりに先頭を行った。
沿道の人出は約16万人(午後1時、京都府警調べ)で、昨年より4万人少なかった。
祇園祭は八坂神社(東山区)の祭礼で、869(貞観11)年に疫病退散を祈った御霊会(ごりょうえ)が起源。「京都祇園祭の山鉾行事」は、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録されている。
(文.写真共 京都新聞7/
17より)

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