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2012.09.29

●待宵日記

明晩は中秋、所謂「お月見」の日で御座います。

所処で私めの地元、嵯峨.嵐山は平安の御世より「観月」のメッカ。
「渡月橋(大堰川)」「旧嵯峨御所門跡(大沢池)」「遍照寺(広沢池)」…、今風に云うなら「お月見.オシャレスポット」密集地で御座います。
古には竜頭鷁首の舟を浮かべ、水面や杯に観る風流を楽しんだ事でしょう。

そんな訳で大沢池では昨夜より「観月の夕べ」開催中。
昨晩「秋の夜長」は月姿を遮る雲も無く、最上の「待宵月」を愛でれた様子です。

然乍ら、明日本番は列島遍く「雨月」との予報。
今年の十五夜は「月の雲漏れ灯」すら覗く事が出来無さそうです。

201209282107260928kangetu船上に月 夢の心地 
右京・大覚寺で観月の夕べ
秋の名月をめでる「観月の夕べ」が28日、京都市右京区の大覚寺で始まった。虫の音が響く境内には大勢の参拝者が訪れ、大沢池に浮かんだ船や名月を観賞した。
平安時代に嵯峨天皇が大沢池に船を浮かべ、中秋の名月(今年は9月30日)を楽しんだとされており、寺では毎年夕べを催している。
晴天に恵まれ、日が落ちると大沢池の上に、もうすぐ満月を迎える月が輝いて、水面にも姿が映った。嵯峨天皇の故事にちなんだ屋形船も出て、参拝者を魅了した。
友人と訪れた東京都世田谷区の会社員渡辺香理さん(37)は「船上からの月は格別で船の揺れも心地よく、夢を見ているようだった」と感激していた。
30日まで(午後5時~同9時。受付は午後8時半まで)。拝観、乗船ともに有料。
(文.写真共 京都新聞9/28
より)

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