●見返り佳人「見返り柳」
扨、早いもので神無月も半ば過ぎとなりました。
そんな訳にて「ミヤコ」十月の花街演舞会、殿を務めますは先斗町。
明日から「水明会」が開幕致します。
嘗て「鴨川をどり」が春秋二回公演だった頃、秋の先斗町は「をどり」「水明会」が催されて大忙しでしたが、平成十年より「鴨川をどり」が春に一括。
今日の様な季節割りとなりました。
下記事は昨昼「大ざらえ」の様子にて。
京の秋彩る舞、鮮やか
先斗町「水明会」大ざらえ
京の花街・先斗町の秋の舞踊公演「水明会」(18~21日)を前に、稽古の総仕上げとなる大ざらえが16日、京都市中京区の先斗町歌舞練場で行われ、芸妓たちが舞台で所作を丁寧に確認した。
芸妓が稽古の成果を発表する水明会は、1930年から続き、今回で99回目を迎える。
今年は、吉原のうつろいをつづる清元「北州」で幕を開け、5人立ちの群舞で繰り広げる長唄「新曲浦島」、素踊りの清元「保名」と続き、常磐津「勢獅子」で締めくくる。
大ざらえは、関係者が見守る中、午前11時に始まった。舞台に登場した芸妓たちは、本番さながらのあでやかな舞踊を披露した。
午後4時開演。3千~8千円。先斗町歌舞会TEL075(221)2025。
(文.写真共 京都新聞10/16より)