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2013.01.02

●元日入相「松尾詣」

えー、アケマシテオメデトウゴザイマス二日目。

昨日は早朝より亀岡元旦ロードレースで「走り初め」、新春ラン。
正午過ぎからは「おせち」「ニューイヤー駅伝」を肴に、昼酒宴。
16時を廻った頃に「酔い覚まし」宜しく、イイ気持ちのまま初詣へ。

向かった先は家よりチャリンコを漕ぐ事10分、松尾大社さん。
え、「酔っ払って神様に御挨拶に行って良いのか」って?。
「良いんです」。
何故なら松尾さんは日本第一醸造神、延いては「お酒の神様」なのですから。

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【写真上】大鳥居と楼門前より参道を望む。
流石元日、日暮れ前だと云うのに結構な人出です。
松尾さんには此処数年、人混みを避けて2日か3日のお参り。
新年初日に訪れたのが久し振りだったので、この雑踏には少々面食らいました。

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【写真左】参道より楼門を望む。
社殿の背後に鎮座するは御神山の松尾山。

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【写真上】松尾さん新春名物、「干支大絵馬」。
楼門を潜ると真っ先に目に付くのがコレ。
勿論絵馬に描かれているのは「巳」ですが、其処は酒造を司る「日本第一酒造神」。
差し詰め「うわばみ」と云った所処でしょうかね。

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【写真上】社務所奥にて、「亀の井」。
先ずは此方で「清め水」「含み水」。
日本全国の酒造家にとって無くてはならない御神水、詳しくは「クグる」か「ウィキる」かでもして下さい。
尚、写真を見て「少しヤらしい」と思った方、考え過ぎです。

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【写真上】境内焚火風景。
「お参り」を済ませ「服酒御守」を授いた後は、拝殿横の焚火で暖を取る事に。
所処で今年から薪廻りが一変、「丸太」と「根木」で火元が囲まれておりました。
安全性を考慮したのでしょうか、それともトラブルがあったのか。
まぁ火に当たる位は自己責任で良いと思いますがね。

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【写真左.右】焚火足元、小ネタ二景。
防火用の水バケツですが、左は吸殻入れに。
右に至ってはゴミ箱と化しており、本来の用途は完全に失われておりました…。

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【写真上】拝殿貢物風景.その一。
ずらりと並ぶ鏡餅と米袋、お正月風情満喫と云った感じです。
今でこそ醸造神の名高い松尾さんですが、元来その起源は大堰川の「水伏神」。
故に祭神は、大堰川開拓と水上守護を神格化した秦氏の氏神二柱です。
従いまして「防葛野河」→「農耕神」→「豊穣献納」は至極当然な流れかと。

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【写真上】拝殿貢物風景.その二。
ずらりと並ぶ一升瓶、松尾さん風情満喫と云った感じです。
この他にも境内は至る所処、「一斗樽」「一升瓶」奉納の山。
流石「日本第一酒造神」、と云った感で御座います。

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【写真上】拝殿貢物風景.その三。
此方に並ぶは「酢」「味醂」「味噌」…。
「醸造繋がり」で奉納されている品の数々です。

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【写真上】楼門より眺む参道の露店群。
お子様にとっては「お参り」よりこっちの方が「メイン」でしょうね。
「食べ物」系は云うに及ばす、昔懐かしい「射的」「輪投げ」も人気でした。

この後は、南隣摂社「松尾七社の一」へと向かう事に。

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【写真上】月読神社。
松尾さんからチャリンコで3分、毎年お決まりの初詣コースです。
詳しくはコチラ↓。
http://bamboo-bar.air-nifty.com/blog/2011/01/post-4441.html

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【写真上】帰路の折、罧原堤より北西を眺む。
洛西の名山が一望出来るパノラマスポット。
西山連峰より連なる形で左より「亀山」「嵐山」、手前に「小倉山」「曼荼羅山(鳥居)」、そして中央最奥に鎮座するは霊峰愛宕。
こうして観ると嵯峨.嵐山は「ミヤコの北西隅」にあるのが再確認出来るものです。

こうして毎春のルーティーンも恙無く終了。
気付くと入相刻もすっかりと深くなっており、急ぎ家路に着いたのでした。

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