« ●2012/13「八滑目.石打丸山」 | Main | ●新春「笹の葉さらさら」 »

2013.01.09

●「大堰」にて「加茂」にて

えー、先週は新年帰京の後日談。

五泊六日のミヤコ滞在も「@」云う間の最終日。
1月5日.土曜日は自宅を発った後、家の近所「お決まり」のコースをぶらぷら散策。
まぁ「あづまくだり」前に行う通過儀礼みたいなものです。

そんな訳での地元スナップ集、「嵐山篇」に成増。

1
【写真上】「川は」、大堰。
渡月橋より大堰川一写、此処より上流は保津川と呼びます。
実は河川法上の呼称が結構ヤヤコシかったり致しまして、地元民でさえ「桂川」「保津川」「大堰川」と呼び方はバラバラ。

因みに大堰川(渡月橋)を境として、京都市行政区分も「北は右京区」「南は西京区」と変わります。
サテ此処で問題、渡月橋中間の「中ノ島」はどっちでしょうか?。

20_3
【写真上】「寺は」、法輪。
渡月橋を渡り、先ずは「こくぞーさん」法輪寺へ。
写真は石柱製の「すいがら入れ」、中々味わい深い灰皿ですが「洛外の底冷え」で張り水がカチンコチンに凍っておりました。
実は此方に限らず「ミヤコの神様仏様」は喫煙に対して寛容、有名寺社でも境内至る所処にて一服が可能なのでして。

2_2
【写真上】「橋は」、渡月。
法輪寺の見晴らし舞台より、渡月橋俯瞰風景。
渡月橋を間近で見下ろせるスポットは此処位のものでしょう。
因みに奥で立ち昇っている煙群は、北嵯峨の冬田風趣「野焼き」。
火事ではありません、念の為。

3_2
【写真上】「山並みは」、東山。
同.見晴らし舞台より西南を眺む。
東山連峰が一望の下、中央には京都タワーも伺えます。
と、高々標高80mの場所からですら、市井が一望出来る京都。
矢張り「狭くて平べったい」盆地なので御座います。

4_2
【写真上】「山は」、比叡。
同.見晴らし舞台より北西を眺む。
彼方に聳えるは霊峰比叡、「都富士」は遠目に見た方が美しいものです。
手前のこんもりとした台地は双ケ丘(雙ケ岡)、左より一の丘.二の丘.三の丘。
兼好法師「徒然草」執筆の地として有名ですが、上代古墳群でもあったり致します。

5_2
【写真上】「山は」、愛宕。
「東の霊峰」を撮ったのなら、「西の霊峰」あたごさんも写しとかないとね。
例年ならば山頂に薄ら冠雪しているのですが、今年は暖かいらしく。
正面の小山は曼荼羅山、五山送り火の鳥居が灯る山で御座います。

6_2
【写真上】「丘は」、亀山。
嵐山公園西岸にて、保津川と亀山を眺め。
「むべこの山を亀山と云ふらむ」。
こうして見ると良く解りますが、本当に甲羅みたいな形をしているのです。

7_2
【写真上】「淵は」、千鳥。
保津川.一写、渡月橋北岸を西に進み水茶屋を過ぎた辺りにて。
嵯峨.嵐山住民にとって「千鳥ヶ淵」と云えば此処、「皇居の西堀」ではありません。

8_2
【写真上】「鳥は」、都鳥。
西高瀬川の取り汲み口にて。
加茂のユリカモメが「都鳥」だとすれば、大堰のそれは「鄙鳥」でしょうか。
因みに黒い鳥はカラスでは無く「黒鵜」。
頬顎の黄褐色が目印です。

9_2
【写真上】「名に勝つは」、嵐山。
三条通と罧原堤の交叉路より、見返り渡月橋。
此処より地元に別れを告げ、三条通を直進するのでした。

10_3
【写真上】鴨川東岸より、団栗橋と四条大橋を眺む。

P1050136_3
【写真上】これなむ都鳥。
30分後、何故か鴨川に居る私め。
離京ルートは矢張り此処、川辺をのんびりと「下って」帰る事と致しました。
そんな訳でミヤコ最後の一写は、「加茂の河原」からでして。

この時点で時刻は正午。
実はこの後「とある所処」に寄り道して帰東するのですが、それは亦後日にでも。

10_2

|

« ●2012/13「八滑目.石打丸山」 | Main | ●新春「笹の葉さらさら」 »