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2013.03.02

●春は汽車に乗って

本日は地元から届いた「時節の便り」。
春の観桜行楽も間も無く訪れる洛外嵐山では、昨日「トロッコ列車」の運行再開イベントが行われました。

とは云うものの…。
実は私め、この「トロッコ列車」に乗車した事は一度も御座いません。
ウチの実家は同列車「嵯峨駅」迄徒歩三分の場所。
至極近傍にあるのですが、ベタな観光名物には却って触手の伸びないもの。
更には好き好んで雑踏混雑の中に身を投じる気も致しません。

序で云うなら、保津峡の渓谷風景は大昔によく観たものでして。
親戚宅が亀岡、母方実家が丹波桧山方面でしたので、「非電化.単線」時代の旧山陰本線時代(現嵯峨野線)には度々乗車したものです。

ディーゼル列車に揺られて田舎に向かうその際、嵯峨駅から保津峡~馬堀間の峡谷沿いが現在のトロッコ路線。
車窓から眺め下ろす保津峡谷の自然美は流石にて子供心にも印象に残っていますが、寧ろ「早く着かへんかなー」と鈍行運転の車内で「暇を持て余して」いたのをよく覚えているのでした。

20130301112614torokko早春の谷、トロッコ快走 
保津峡、運行再開

春の観光シーズンを迎え、保津峡沿いに京都市と亀岡市を結ぶ嵯峨野観光鉄道のトロッコ列車が1日、運行を再開した。子どもたちを乗せた列車がトロッコ嵯峨駅(右京区)を出発し、2カ月ぶりに軽快なレール音を響かせた。
午前8時半から嵯峨駅で開かれた式典の後、嵯峨地域の幼稚園児たち約75人が列車に乗り込んだ。曇り空で窓越しの風は冷たかったが、園児たちは、渓谷にかかる橋や、トンネルを通過するたびに、大きな歓声を上げた。嵯峨幼稚園の奥村佳音ちゃん(5)は「初めて乗った。景色がすごくて、トンネルが楽しかった」と笑顔だった。
トロッコ列車は毎年、12月末から2月末まで線路の保守点検や車両整備のため運転を休止している。今年の営業は12月29日まで。祝日を除く水曜が運休。観光シーズンは連日営業する。
(文.写真共 京都新聞3/1
り)

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