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2013.04.21

●「2013/14スキー.丸沼試乗会」前篇

先日は丸沼高原、「2013/14ニューモデルスキー試乗会」リポート。
4/13土曜日はときわスポーツさん、4/14日曜日はICI石井スポーツさん主催のイベントに「二連チャン」でエントリー。
今回も毎年の如く、小回りモデルを中心にテストして参りました。
そんな訳でのニューモデルインプレッション、その①で御座います。

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因みに試乗者のスペックは以下の通り。
 年齢 アラ4(おっさん)
 体格 身長172㎝ 体重58kg
 体力 中距離ランナー.中の上 (1万m:37分、ハーフマラソン:83分) 
 技術 SAJ1級 12年前迄は草レーサー
 嗜好 ショート.ミドルターン>ロングターン、スピード好き
 弱点 軽量。返りの強過ぎる板、重い板には負け気味
 滑走日数 毎季約25〜40日
 現行板 DYNASTAR SPEED GROOVE DEMO R18(2012/13)

テストバーン及びコンディション
 丸沼トップ~ボトム+バイオレットorシルバーコース。
 午前中軟雪.もコンディションそこそこ、午後ザラメ化グサグサバーン。

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・ROSSIGNOL/DEMO ALPHA Slantnose R20 (166㎝)
一時期パッとしなかったロシですが、WC競技シーンでは一昨年位から復調の兆し。
そしてゲレンデ機ではこのα-R20、愈々「完全復権か」ってな出来栄えでした。
昨季モデルも良い板でしたが、今季は更に「廻り」「走り」「確り」としています。

立ち位置は小回り基軸のオールラウンド機、そのフラッグシップモデル。
兎に角ターンの入りがイージー且つクイック、その感覚は出色です。
「キュイン」と内に切れ込んで、「グィーン」と伸びるイメージ。
しかも乗り手に優しいマイルドさも兼備しており、高速ショートターンでも過剰な返りや雪面ノイズを全く感じません。
昨季のα.βもそうでしたが、ロシはフロントロッカーの匙加減を非常に上手く処理していると思います。

そしてもう一つ特筆すべきは「メタル剛性」と「プレート」由来の直進性。
ラディウス12.8の数値が示す通りクィンクィン廻ってくれるのですが、板の踏み加減をコントロールすれば縦にグイグイ走ってくれます。
スペック上は小回り機でも、この構造特性でロングターン迄可能。
ターン中盤からの加速も秀逸、デモ機としては申し分ありません。

安定感も文句無し、例えばアトミック等の「雪面ベッタリ感」では無いのですが、サンドイッチの隙間にしっかりと身の詰まった上質な安定性と云った感じです。
亦ビンディングに「Maxflex12(昨季迄は15)」が新開発、若干軽量化され取り回しのし易さも向上しました。
ソコソコの体力があれば一日中滑っていても疲れは感じないでしょう。
そんな訳で約20機程テストした来季モデルの中で、「トップ3」に入る板でした。

尚余談になりますが、私めが現在の板はディナのスピードグルーヴ+PX15。
この「Rプレート」と「LOOK Maxflex」の組み合わせ、本当に効くんですよね。

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・ROSSIGNOL/DEMO ALPHA Soft Slantnose (166㎝)
プレートをR20からTPXに変えただけ、板は全く同一のモノなので写真も兼用すれば良かった鴨。
従いターン「入り」の快適さは上記R20と同様の感覚。
解り易い違いとしては、少し軽くなっているのとセンターを中心としてたわみを出し易い点、滑走バーンのコンディションや乗り手のレベル対応幅は広くなっています。

但しR20に較べて攻撃的な乗り味は薄れます。
トップを走らせた際の加速感は目に見えて落ち、雪面ギャップも拾う様になりました。
正直な所処、R20のポテンシャルに印象が消えてしまった感じです。

セールス意図からすると欠点では無いので、乗り手レベルでの嗜好チョイス。
あとは滑走シチュエーションでの趣旨選択となり、「余りハイスピートでかっ飛ばない人」「コブやを沢山滑りたい人」ならこっちの方が好いでしょう。

但し個人的には、ですが…。
R20が上記の様な性能を持っているにも関わらず、乗り味としては非常にマイルド。
スキーウエイトもこのランクの板としては軽量の部類で、取り回しも難しくありません。
一級位の足前があれば、R20は問題無く乗りこなせます。
そんな訳で「オンビステ重視」の方、迷ったらR20の方です。

唯、R20にも共通する欠点ですが…。
この取って付けた様なイエローコスメ、何とかならんかったのかと。
トップシートのデザインは、昨季モデルの黒赤基調の方が全然良かったのに…。

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・ROSSIGNOL/DEMO BETA Slantnose (166㎝)
上掲二機に較べ更にライトウェイト、楽チン操作な板に仕上がっています。
変なクセも無く素直な板、2級クラスの方には可也お勧め出来るモデル。
昨季も述べましたが「板の持つターン性能のオートマ感」と「乗り手が板に対する働き掛け」のバランスが丁度良い塩梅に仕上がっており、しかも取り回し軽快。
楽して滑れる上、レベルアップにも最適に一台かと。

但し昨季に較べ更に優しい乗り味になった分、同時にヤワくなった気も致します。
「α」とは可也の性能乖離を感じサイドカーブだけが同一のモデルと云った感、「フツーに出来の良い、軽快な小~中回り板」と云った位置付けに思えました。
エキスパートにとっては、足元が頼りない印象を受けるかも知れません。
まぁ一般中~上級者には然程気にならない程度ではありますが。

カタログスペック上はは12/13モデルと変わらず、微細な変更程度の筈も「α‐TPX機」のリリースで販売ターゲットのレベルを下げたのかな、と勘ぐってしまいました。
若しかして「β→α→αR20」の順に乗ってれば、違った印象だった鴨…。

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・OGASAKA/TC-SG RC600FL (165㎝)
続いてはテストでは何時も好印象、なのに一度も買った事の無いオガサカです。

取敢えずは「板なり」に走らせてみての第一印象ですが、「小回り機とは思えない推進性と重厚感」。
昨季TC-SVに較べメタル感が増し、フレックス.トーション共に強くなっています。
サンドイッチ+キャンパー&メタルとオーソドックスな作りの小回り機ですが、後述する「ノルディカ」「ブリザード」に較べ穏便な重厚さ、じわぁ~っとした乗り味が支配的です。

先ず、この板で「キレ」の良い小回りを具現するには結構な足前と体力が必要。
板の重厚さに加え回転性に関してはアンチオートマ。
勝手に廻ってくれる感はありませんから、扱い自体に最低限の技術を要します。
しっかり踏み込まないと板に圧が掛り難い反面、ターン前半にズラし易いのでバーン難易度が上がると如何してもターン始動をズレズレで入ってしまいます。
ターン後半の返りは強めなので、仕上げ時に圧を掛ける滑りだと余計に反動を食らっちゃいダメですね。
あと安定感は抜群でセンターにはゆったり乗り易い感じ、中速レベルならリカバリーも難しくありません。

感想としては中~急斜面で真価を発揮する、基礎モデルとしては可也シビアな板。
まぁ開発が技術選睨みの板ですから、コンセプト通りの性能かと。
尚プレートに関してですが、板の真価を発揮させるなら矢張りFLチョイス。
FM600にする位なら、寧ろKeo'sを選んだ方が良いかも。
そんな訳で「足前」に加えて「体重」も必要な板でした。

と、こんな感じ前篇終了。
次は中篇「アト×2」「フィッシャー」「エラン」です。

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