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2013.05.15

●「五月、祭りのころいとをかし」

かくばかり あふ日のまれに なる人を いかがつらしと 思はざるべき
(古今.巻第十 物名 433/読人知らず)
人目ゆゑ のちにあふ日の はるけくは 我がつらきにや 思ひなされむ
(古今.巻第十 物名 434/読人知らず)

と云う訳で本日は「賀茂の祭」。
斎王代発表から御禊儀、歩射神事、賀茂競馬、御蔭祭…。
約一ヶ月の前儀を経ての本祭催行、所謂「葵祭」と云うヤツで御座います。

「京都三大祭」なぞと云った謳い文句の為にその真義が曖昧になりがちですが、本来の立ち位置は「賀茂社.鴨社」の例祭にて由緒正しき勅祭。
「枕草子」「源氏」や「今昔」を始めとした古典にも、その既述は数多窺えます。
因みに冒頭の二首は古今より、諸葛(葵と桂)を詠み込んだ女男問答歌。

そんな訳で今年の「賀茂祭」。
昨年は15年振りの雨天順延となりましたが、本日は御日柄も宜しく「五月晴れ」。
風薫る「葵空」の下、神事恙無く執り行われた様子です。

20130515130713aoimaturi新緑まばゆい王朝絵巻 葵祭
}京都三大祭りのトップを飾る葵祭が15日、新緑に包まれた京都市内で繰り広げられた。平安王朝の優雅な装束の行列は、冠や衣装に挿したフタバアオイの葉を揺らしながらしずしずと進み、沿道の約2万人(午前11時現在、京都府警調べ)を魅了した。
気温25・1度(京都地方気象台調べ)と夏を思わせる陽気の中、午前10時33分、総勢511人、牛馬40頭、牛車2基の約1キロに及ぶ行列が、上京区の京都御所建礼門前を出発した。
束帯姿の近衛使代たちによる「本列」に、馬上でりりしい騎女、あでやかな装束が映える命婦たちの「女人列」が続いた。フジの花で飾られた牛車のそばを、紅色の水干を着た牛童が愛らしく歩いた。十二単(ひとえ)姿の斎王代、長瀬摩衣子さん(20)が乗る腰輿が姿を見せると、ひときわ大きな歓声が上がった。
行列は、下鴨神社(左京区)に到着後、神事に臨み、午後に上賀茂神社(北区)に向かう。
葵祭は、6世紀、五穀豊穣と天下太平を祈った行事が起源とされる上賀茂・下鴨両神社の例祭で、正式には賀茂祭という。
(文.写真共 京都新聞5/15り)

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