« ●「ジャパン23-8ウェールズ」.前篇 | Main | ●続.「お稚児さん」決まりました »

2013.06.17

●「ジャパン23-8ウェールズ」.後篇

えー、ブレイヴブロッサム.「メモリアルサタデー」の興奮未だ冷めやらぬ中。
一昨日のリポDチャレンジカップ「ジャパン-ウェールズ」観戦記、続篇になります。

11
【写真上】14時にキックオフ。
午前中の薄曇りから、天気はすっかりと晴れ模様に。
しかも座っているだけで額に汗ばむ「梅雨の蒸し暑さ」全開、アブセットには願ったり叶ったりの天候です。
このコンディション、ウェールズにとっては本当に「鬼アウェイ」だったでしょうね…。

12
【写真上】後半戦開始前のピッチとスタンド風景。
試合開始直後は空きのあった「バックスタンドの北隅」と「掲示板ポール裏」も、すっかりと埋まっています。
ユニオンマッチでのこんな大観衆風景、本当に記憶にありません。
…と思ってたら「20162人」の観客数はテストマッチでの最多入場記録との事。
やっぱりこれだけ入ると、スタジアムの「熱気」が全然違います。

13
【写真上】JAPAN懸念のセットピース.その①。
嬉しい誤算と云いますか、スクラムは五分に戦えていました。
後半20分、勝負所処の自陣ゴール前スクラムでは会心のTOも。

14
【写真上】JAPAN懸念のセットピース.その②。
ラインアウトは12/15、終盤に乱れが目立ちましたが何とか合格ライン。
それにしてもウェールズ⑤⑧の高い事…、でもノンキャップなんですよね…。

15
【写真上】ノーサイド!!!。
日本ラグビー界の歴史に新たなページが刻まれた瞬間です。
巷では「主力不在の二軍相手に」との評も散見、確かにフミ曰く「ITM」クラスのレッドドラゴンではありましたが、れっきとしたIRB認定の「テストマッチ」。
「ジャパンがウェールズに勝った」という事実が世界のラグビー史に残されました。

それに、幾ら主力落ちとは云え相手はホームユニオンの一角にて6NSの覇者。
ラグビーを存知の方ならお解りでしょうが、こんなに嬉しいニュースは生きてる間に一度や二度しか無いものです。

16_2
【写真上】20162人の「歴史の目撃者」で熱狂の秩父宮。

マッチリポート詳細は「Rugby Republic」他、コラムや報道なぞを見て頂いた方が早いので、なるべく簡略に。
この日の勝因は先ず試合開始からの10分強。
ポゼッションで後手を踏み、蹴り合いでも分の悪い中をスコアレスで凌いだ事。
ミスにも助けられましたが、相手が前掛かりで攻めてきてたのだから猶更です。
結果ジャパンがPG先制、試合の流れを掴む事に成功しました。

ウェールズは⑩ダンビガーが低調な出来の上、⑬オーウェンが早々に交代、替わりに出てきたパッチェルが結構なスカポンタン振りを発揮してくれたのも幸い。
モールやハイパントも精度.戦術の一貫性を欠き、然程の脅威になりませんでした。
後半に入って外側のディフェンスを完全に崩しかけた時間帯もあったのですが、判断ミスとエラーで突き放すに至らず。
最後は湿度と暑さで疲弊し「ジ.エンド」、極東で金星献上する結果となりました。

対してジャパンは出来の悪い選手を探すのが難しい位、中でも特筆すべきは「⑥」「⑦」「⑨」「⑫」「⑬」「⑭」「⑮」。
田中の存在感は味方に安心感と自信を、相手にはひたすら厄介この上無し、ハイレベルのパフォーrマンスを「フツー」にこなせるのが凄い。
ツイ、ブロードハーストの両FLは攻守に亘り大車輪の活躍、二人で計27、チーム1.2のタックルメイド。
五郎丸は勝利に不可欠なスーパーブーツ振りを発揮、随所に見せるオーバーラップも効果的でした。
そしてウイング.サウの新センターコンビに至っては、最早コメント不要でしょう。
他にも「三上の初戦からのスクラム修正力」「畠山のスーパーサブ振り」「いつも通り黙々ガツガツと大野」「菊谷もオフェンスで確実にゲイン」「攻守に迷いの無いプレー、立川の力強さ」。

そして何と云ってもこの人↓。

P6150036
【写真上】インタビューを受けるスキッパー廣瀬。
この日陰のMOM。
的確且つ判断に優れたポジショニングとコーチング、声も良く通っていましたねぇ。
マレサウも外の心配が無いのでミッドフィールドの攻防に専念出来ていました。
スタッツ以上にチームに不可欠な存在であることを再認識させられた一戦です。

17
【写真上】スタジアムを後にする人々。
ノーサイド後、30分程経っても殆どの観客は席を後にしませんでした。
私めもそうでしたが、勝利の余韻に少しでも長く浸っていたい位の歴史的快挙。
帰途に着くのが名残惜しい程だったりするのです。

しかし勝敗は別として、自国ユニオンにこれだけ「誇り」の持てたテストマッチは果たして何時以来の事でしょうか。
ユニを纏ったサポーターの「胸の桜」も、気の所為か何時もより誇らしげなのでした。

|

« ●「ジャパン23-8ウェールズ」.前篇 | Main | ●続.「お稚児さん」決まりました »