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2013.08.13

●保津川にて「涼ヲ納ム」

えー、8月13日はミヤコ帰京五日目。

今日の京都も朝から「極暑の炎天地獄」。
灼熱の陽射しは、情け容赦無く「ジリジリ」と肌を焼き付けます。
にも関わらず私めはと申しますと朝より「山走り」、西山~北山トレイルランに出掛けて参りました。

で、帰宅後は水風呂で一息付いてから「川辺で避暑」。
まぁ折角地元が観光名所「嵯峨嵐山」なもんですから、チャリで5分の渡月橋に出掛けて参りました。

尤も「行楽客」「車.バス」「人力車」の往来甚だしい上に「西日とアスファルト照り返し」直撃の高辻通周辺は素通り。
渡月橋西南詰の遊歩道から奥に奥にと自転車を進めるのでした。

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【写真上】到着したのは渡月橋より1.2km上流の保津川渓谷。
旧.嵐峡館(現.星のや)の辺りと云った方が解り易いでしょうか。

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【写真上】星のやの船着場。
此処の楓は毎秋紅葉が見事、彩付きがすごくイイんですよねぇ…。

平安の古より、大宮人に避暑地として愛された景勝地.嵐山。
しかし意外な事に、何物にも増して厳しいのが「夕刻前の西日」。
嵯峨野.葛野を含めたこの一帯は、日中15~16時頃の照り付けが最も堪えます。

従い盛夏午後の嵐山で「涼」を取ろうとするなら「西山沿い東側の日陰」。
次いで「川面に近い清流沿い」、そして出来れば「観光客の殆ど来ない場所」。
と云う訳で此処ら辺が該当条件ドンピシャとなるのでして。

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【写真上】帰途の際、亀山公園の麓にて。
紅葉繋がりでもう一写、松籟庵の前の楓です。
単体の楓木としての色付きは、多分嵐山でも一二を争うんじゃないでしょうか、文字通り「目にも鮮やかな緋朱色」に染まります。

ま、「濃緑の山並み」「翡翠の深淵」に映える、「若緑の楓葉」も夏景色っぽくて宜しいものですけどね。

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