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2013.09.17

●台風一過

えー、本日も昨日に引き続いての「地元水難」ログ。

一昨日未明より四国に上陸、「列島縦断ツアー」を慣行していった台風18号マンニィ。
昨夜22時前、漸く温帯低気圧に姿を変え、北海道東沖へと消え去っていきました。
果たして「台風一過」後の火曜日は、全国隈無くの秋晴れが広がっておりまする。

然乍ら、「台風跡を濁さず」と云う訳にもいかないもの。
「渡月橋は冠水一歩手前」「中ノ島公園は全面水没」「河岸周辺は床上浸水」と、大堰川の猛威に晒された私め地元「嵐山」。
秋晴れの下、川岸.舗道の点検修復や家屋に流入した土砂撤去、瓦礫となった家財の破棄等に追われている様子です。

福知山や福井に較べると「水害」としての被害甚度は軽微で済んだのでしょうが、何せ水神様の荒御魂とは此処80年無縁だった嵐山。
尤も考えてみると、平安の御世より鴨川と並び恐懼されていた「葛野(桂川)の猛神」。
こー云う事態が起こると「防葛野河使」が令外に置かれてた訳も理解出来るものです。
ま、松尾大社さんも元々は治水.農耕の神様だったり致しますしね。

そんな訳で、「やっぱり秦氏と角倉さんは偉かったんだなー」。
と再認識させられるのでした。

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復旧・被害把握が本格化 
台風18号、京都府が生活支援法検討

台風18号の豪雨被害から一夜明けた17日、京都府は被害の大きい市町村について、被災者生活再建支援法の適用を検討する方針を示した。適用できた場合には、府独自の上乗せ支援も行う。福知山市や京都市などは被害の実態把握へ本格的に調査に乗り出した。
山田啓二知事が同日表明した。支援法は災害で家屋の全壊などが一定発生した場合に都道府県が国などと協議して適用を決める。適用を受けた市町村で全壊した住宅を再建する場合に最大300万円、大規模半壊で同250万円が補助される。
府内では昨年8月の府南部豪雨で宇治市が適用された際、府は支援法に加えて全壊で150万円、大規模半壊で100万円を上乗せした。さらに同法が適用されない半壊は150万円、床上浸水にも50万円まで補助した。
山田知事は支援法適用について「市町村と相談した上で適用されるよう歩みを進めたい」とし、独自の上乗せについては「宇治市の例が基準になる」と述べて南部豪雨と同程度とする考えを示した。
福知山市は被害の実態把握の調査を始めたほか、町内の各部署の職員からなる「特別対策チーム」の編成を決定。他市町からの応援も受け、復旧作業に向けて動きだした。
午前11時現在、多数の家屋が浸水した市東部の戸田、石原、興地区などを含む約380戸で浸水が続き、23カ所で通行止めが続いている。また、停電が続いていた1380戸は午前7時までにほぼ復旧した。
京都市は17日午前8時半から、床上や床下浸水被害が出た右京区や伏見区などで、区役所職員らが被害の実態調査を始めた。
市は、右京区と西京区の嵐山地域や、伏見区の下鳥羽、久我、小栗栖の各地域などで、住民が玄関先などに排出した汚れた畳や家電製品などの無料収集を始めた。まち美化事務所の職員が回り、数日間かけて収集する。
京都市営地下鉄東西線は小野-烏丸御池間が運休となり、京阪京津線も全線が運転を見合わせた。JRの在来線や他の私鉄各線は一部で遅れがあるものの、始発からほぼ平常通りに運転している。土砂崩れの影響で通行止めになっていた名神高速下り線の京都東-京都南インターチェンジ間と、阪神高速8号京都線の西行き車線は17日未明に復旧した。
(文.写真共 京都新聞9/17より)

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台風18号、京都・滋賀で豪雨 
桂川、由良川氾濫
大型の台風18号の影響で、京都府や滋賀県は16日、強い雨と風で大きな被害に見舞われた。気象庁は両府県と福井県に大雨特別警報を発表した。発表は8月30日の運用開始後初めて。京都府では桂川や由良川の氾濫で29万7千世帯71万人に避難指示や避難勧告が出された。栗東市では女性1人が家屋倒壊で亡くなり、府内でも4人がけがを負ったほか、浸水被害が相次ぎ、道路の通行止めや鉄道の運転見合わせなど交通も乱れた。
京都市右京区の渡月橋周辺の桂川が氾濫し、名勝・嵐山が浸水被害を受けた。桂川と鴨川が合流する伏見区の羽束師橋の付近も浸水し、山田啓二知事から派遣要請を受けた自衛隊が復旧作業にあたった。由良川は福知山市の大江支所近くなどであふれ、住宅や道路が冠水した。
住宅の浸水被害は京都市で床上541戸、床下1285戸に上り、府内では少なくとも計2800戸に達した。府や京都市は氾濫地帯の被害確認を急いでおり、戸数はさらに増えるとみられる。
避難指示は京都市で10万9千世帯26万8千人に出され、宇治市でも2万6千世帯6万1千人に及んだ。近畿2府4県の避難指示・避難勧告の対象者約107万人のうち、府内が7割近くを占めた。
府などによると、京都市中京区で自転車の女性が突風で転倒したほか、宮津市で土砂崩れにより女性の下半身が土砂に埋まり、計4人がけがを負った。
名神高速道路や京都縦貫自動車道、府道の約40路線は土砂崩れや冠水、雨量超過で通行止めとなった。JR東海道線は早朝から米原-高槻間が運転を見合わせ、東海道新幹線は京都-米原間などで運転を一時休止した。
府災害対策本部のまとめでは、府内で計1万4320世帯が停電し、午後5時現在で7市町約2100世帯が未復旧。亀岡市では浄水場が冠水で使用不能になり、約1万戸で断水が発生した。
京都地方気象台によると、16日午後6時までの48時間の雨量は綾部市睦寄町で353・5ミリを記録するなど府内6カ所で観測史上最高となり、京都市中京区でも250・5ミリに達した。3府県の特別警報は午前11時半までに解除された。
滋賀県では、少なくとも7200人に避難指示が出され、避難者は最大で約1万1千人に上った。栗東市下戸山では、山の斜面が崩落して家屋がつぶれ、住人の佐藤由紀子さん(71)が死亡した。
各地の警察などによると、滋賀、兵庫、三重、福井、福島、岩手の6県で3人が死亡し、4人が行方不明となっている。総務省消防庁によると、大雨や突風で70人が重軽傷を負った。
台風18号は16日朝に愛知県に上陸して日本列島を縦断し、午後9時に北海道東沖で温帯低気圧に変わった。
(文.写真共 京都新聞9/17より)

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