●「復旧作業」遅進温度差
えー、本日は私め地元のおハナシ。
猿10日前、台風18号の影響で氾濫被害を受けた嵐山ですが、漂着瓦礫の撤去や川岸修復工事等、着々と復旧作業が進んでいる様子です。
被害が軽微で済んだ事もあるのでしょうが、何より嵐山はミヤコでも一.二を争う観光地。
京都市も早急に手を打ったのかと思われます。
私め来月初旬に帰京予定ですが、その頃にはすっかり「旧に復して」るのでしょうね。
台風禍の渡月橋、元の美しさに
流木やごみ撤去
台風18号による豪雨で、濁流が押し寄せた京都の景勝地・嵐山の渡月橋(京都市右京区)で26日、橋脚にたまった流木やごみの撤去作業が始まった。本格的な観光シーズンを前に、美しい景観を取り戻し、復旧をアピールする。
今月16日の台風18号では桂川が増水し、渡月橋も一時冠水した。橋脚には今も上流から押し寄せた流木や草木、ごみが大量に引っかかっている。浸水被害に遭った周辺の商店や旅館の復旧が進み、大勢の観光客でにぎわい始める中、嵐山のシンボルである橋の美観を回復するよう、地元が橋を管理する市に要望していた。
午前8時ごろ、市の委託業者が桂川に重機1台を入れ、作業を開始。橋脚に滞留する流木などを次々とかき集め、橋上のクレーンで引き上げて運び出した。
市は「元通りの美しい風景で写真撮影ができるようになる。多くの観光客に嵐山に来てほしい」としている。作業は26日中に終える。
(文.写真共 京都新聞9/26より)
尤も市内被災地に較べ被害甚大の上、交通の便が悪く人手も少ない「福知山」「宮津(天橋立)」辺りの復旧は見通しすら立っていないらしく。
どーやら各自治体や府では埒が明かない様子でして、国の支援待ちと云った現状です。
特に山陰はこれから間人カニを始めとする「冬の味覚」のシーズン。
観光産業への打撃が気掛かりです。
天橋立の景観台無し
台風18号の流木、撤去めど立たず
台風18号豪雨の影響で、日本三景の名勝・天橋立(京都府宮津市)に大量の流木が漂着し、白砂青松の景観が台無しになっている。秋の観光シーズンを前に、住民は早期の撤去を求めるが、管理者の京都府は撤去費用を確保できず、復旧の見通しは立っていない。
宮津湾に面する天橋立の文珠海水浴場に台風通過直後の16日から打ち上げられ、今では約1・5キロにわたり、砂浜に流木やわら、ごみが散乱する。洪水を起こした由良川や、宮津市内を流れる大手川の上流から押し流されたとみられ、府丹後土木事務所の推定で500立方メートルはある。
観光業者らでつくる天橋立文珠繁栄会の約30人が20日に撤去しようとしたが、あまりに膨大で、わずかな量をその場で積み重ねるしかできなかった。繁栄会の副会長の織田宗洋さん(48)は「景観を楽しみに来る観光客のためにも放っておけない。府は早く撤去に動いてほしい」と嘆く。地元自治会も加わり、25日午前9時から2度目の活動を行う。
府港湾課は撤去費用の捻出に動くが、「予算が確保できても業者選定や発注に時間がかかる」という。由良海水浴場(宮津市)や神崎海水浴場(舞鶴市)にも膨大な漂着ごみがあり、府は国に撤去の支援を要請する。
(文.写真共 京都新聞9/24より)