●了以さん「助けて~」
えー、三連休最終日は9月16日朝9時半。
寝ぼけ眼でテレビのスイッチを点けると、いきなり「目の覚める映像」が目に飛び込んで参りました。
「家の近所がエラい事になってるっ Σ(゚д゚lll)コレマジッ !」
私め地元の「嵐山」で大堰川(桂川)が大氾濫。
まぁ皆様もニュース等で御覧になってると思いますが、兎に角酷い有様。
「渡月橋は一部溢流」
「渡月小橋は完全に水没」
「中ノ島公園は全て濁流化」
「法輪寺前の旅館街は全て床上浸水」
「天龍寺側の土産店.料理屋も床上.床下浸水」…。
手元にある資料では、昭和24年の堰岸コンクリート化工事後、大堰川(桂川)に大規模な河川氾濫記録は残っていません。
今回の大堰決壊は、昭和6年に渡月橋(木橋)の一部が流失して以来の水禍。(この3年後、コンクリート杭の現行渡月橋が架橋されます)
つまり、若しかすると近代以降では最大規模の水害と云う可能性大。
まさか平成の御世に「防葛野河使」が必要になるとは、秦さんや角倉さんも思っておられなかったでしょう。
因みにウチの実家はJR嵯峨嵐山駅の近くなので被害の心配は無し。
それでも一応電話で安否確認をしてみると、まぁ他人事と云うか呑気なもの。
おかん曰く、「昼過ぎから親父と渡月橋の見物に行ったけど、警備員に追い返されて全然見れへんかった…ブツブツ」なぞと曰っておりました…。
京都市、26万人に避難指示
桂川が氾濫、嵐山も被害
京都市は16日午前、台風18号の大雨の影響で桂川が氾濫したことを受け、被害が拡大する恐れがあるとして、伏見区や右京区などの約11万世帯、約26万人に避難指示を出した。
京都府の山田啓二知事は16日、氾濫した桂川の対策として、鴨川との合流地点から1キロ上流の右岸に、自衛隊に災害派遣を要請した。
国土交通省によると、16日午前7時20分ごろ、同市伏見区羽束師鴨川町で、川の水が堤防を越えて住宅街にあふれ出たという。同省が浸水状況を調べている。
観光名所の嵐山・渡月橋にも橋脚が見えなくなる高さまで桂川の濁流が押し寄せ、時折、橋の上にまで水があふれた。
(文.写真共 京都新聞9/16より)
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