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2013.11.09

●かにかくに

祇園はこひし 寝るときも 枕のしたを 水のながるる

と云う訳で昨日は「蟹角煮」、否違った「かにかくに祭」。
仔細に就いては毎年記述済なものでして、その儘コピペしておきます↓。

11月8日は巽橋白川畔にて「かにかくに祭」。
昭和三十年、吉井勇の古稀祝いとして祇園新橋「大友」跡に歌碑が建てられました。
その建立日を選んでの彼を偲ぶ催事、近年では秋.祇園町の風物詩となっています。
因みに歌碑は本鞍馬。惚れ〃する鉄錆色の石面には冒頭の歌が、亦建立有志には志賀直哉.谷崎潤一郎.新村出.堂本印象.湯川秀樹ら錚々たる朋輩の名が刻まれています。

で、吉井勇がどういう人かと申しますと…。
無類の酒好きにて舞妓芸妓オタク。お茶屋に立て籠もるかと思えば宛無くあっちこっち彷徨し、花街色恋沙汰悲喜交々を頽唐的に歌い上げた「外向的なヒッキー」でした。
但し祇園町での遊び方については近松秋江より通じていたと思われます。

真面目なトコロ、祇園に篭城を決め込んで左褄の情ばかり歌っていたのは若かりし頃の話であって、処女詩集「酒ほがひ」から続く初期作品「祇園歌集」「祇園双紙」の印象が強いのかも知れません。
寧ろ自然山海折々の風情や、歴史上の人物から土地〃の名も無き匠師迄を己が流(所謂「勇調」)に敷衍する歌風が真骨頂と云えるのではないかと。
まぁ近代日本版吟遊詩人とでも申しましょうか。

その他仔細に就いてはウィキ様でも覗いてみて下さい。
尚、吉井の忌日11月19日にて「かにかくに祭」の日では御座いません。
是念の為。

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白菊手向け 歌人に感謝 
祇園・かにかくに祭

祇園の風情を愛した歌人吉井勇(1886~1960年)をしのぶ「かにかくに祭」が8日、京都市東山区元吉町の白川ほとりであった。秋晴れの下、芸舞妓が吉井の歌碑に白菊を手向け、感謝の気持ちを表した。
吉井が詠んだ「かにかくに 祇園はこひし 寝るときも 枕のしたを 水のながるる」と刻まれた歌碑の前で、式典は午前11時に始まった。華やかな着物姿の芸舞妓4人が花を供え、深く頭を下げた。
晩年を京都で過ごした吉井は「都をどり」の作詞に携わり、花街にゆかりが深かったことで知られる。友人の谷崎潤一郎らが1955年11月8日に歌碑を建立したことから、祇園甲部組合が毎年、この日に同祭を営んでいる。
(文.写真共 京都新聞11
/8より)

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