●2013/14.六滑目「戸隠」
えー、昨日も例に由っての雪山行脚。
今季初の信州遠征、北信は戸隠スキー場に行って参りました。
此方には「タナベスポーツ/ニューモデル試乗会」などで三月に良く訪れているスキー場、12月に訪れるのは初めてです。
「戸隠神社」「蕎麦」「温泉」等々オプションが強力なので一泊する事も考えたのですが、二日目には飽きてしまう規模なので、矢張りデイリーユースがベスト。
そんな訳での日帰り強行軍、滑走リポになりまする。
【写真上】朝イチ戸隠、営業開始前の越水ゲレンデ。
今日は「リフト一番乗り」で「1stシュプール」。
早朝から暫くは晴れ間も覗いており、ゴキゲンなスタートです。
【写真上】第三クワッドより望む、瑪瑙山方面の越水山頂ゲレンデ。
昨日の戸隠は前夜からの降雪で、圧雪2コース(しらかばコース/メノウコース)以外は全20~40㎝の新雪でした。
と云う訳で、こんな日の狙いは当然「パウダー喰い」。
しらかばコースで慣らしのを二本終えると、ノートラック新雪三昧です。
取敢えずあっちは後回し、先ずは「アドベンチャー」「チャンピオン」「シルバー」の新雪を食い散らかします。
【写真上】同.第三クワッドより、センターゲレンデを見遣る。
ゲレンデ背後に屏風の如く聳え立つは戸隠連峰(表山)と高妻山(裏山)。
この日は山頂に靄が掛り、険峻を臨みながらのスキーとは参りませんでした。
残念…。
【写真上】同.第三クワッドより、ゲレンデ北西に鎮座する黒姫山。
妙高山と戸隠山の丁度中間辺りに屹立。
成層火山特有の円錐状頂と左右に拡がる山裾は、「信濃富士」の名に相応しく。
【写真上】アドベンチャーコース。
前日迄の滑走跡が薄らと残っていますが、一面の「膝上堆雪」です。
クワッドに一番近い事のとコースの難易度から、皆さん此処からパウダー賞味。
午後には「コブの芽」が出来始めておりました。
【写真上】シルバーコース。
この日よりコースオープン、昨日の大当たりバーン。
トップは深新雪のパウダー天国、ミドルからボトムは膝下雪でしっかり踏み込めば多少カービングも効いてくれます。
クワッドから一番離れている事もあり滑走跡も少なめ、正午頃迄「顔被り雪」が楽しめました。
【写真上】チャンピオンコース。
何時もはハードパックの急斜面も、この日は一面「ふっかふか」。
極楽至極の「スノーサーフィン」状態、浮遊感の心地良さが半端ぢゃありません。
ま、コース全般的に戸隠としては「やや重め」の新雪。
ハイシーズン並みの「魔法の粉雪」と迄はいきませんでしたが、それでも湯沢周辺の雪に較べると上質なパウダー。
変に板が取られる事も無くトップの抜けも良好、やっぱり雪がイイと疲れませんね。
【写真上】第6クワッド白銀風景.その①。
パウダーを食い散らかす事約2時間、11時に漸く瑪瑙山方面に向かいました。
【写真上】第6クワッド白銀風景.その②。
天気が良い日、この「第6クワッド」からの景色は本当に素晴らしいもの。
落葉樹林に囲まれたボトム~ミドルから、山頂近くに出ると…。
【写真上】第6クワッド白銀風景.その③。
やおら視界が開け、常緑樹ならぬ冬白の樹氷風景が拡がります。
「淡青」「白銀」二色のコントラストはそりゃ幻想的なもの、乗車時間が短く感じられるリフトってのも中々御座いません。
【写真上】見返り第6クワッド、北西方面。
快晴なら戸隠連峰の稜線もくっきりと窺えるのですが、この日の山頂は濃靄。
手前はお仙水コースと第5ペア降り場。
【写真上】見返り第6クワッド、背後西面。
嗚呼、センターゲレンデがあんな遠くに…。
残念ながら戸隠西岳群も濃靄に遮られ、全く見られませんでした。
てな訳で皆様、第6クワッドに乗った際には必ず後ろを振り返りましょう。
但し「セーフティバー」は必ず下ろしてね。
…、と比較的陽の射したタイミングを見計らって撮影していたのですが、昨日戸隠の天候は「午前中/曇りのち粉雪.時々晴れ」「午後/強雪.時々小雪」。
11時半以降は、以下の様なゲレンデ状況で御座いました。
【写真上】正午過ぎの怪無山山頂。
未だこの時間帯は、「上から」雪が降っていたのですが…。
【写真上】14時頃の越水ゲレンデ。
豪雪でレンズにも雪影だらけ…、これ以降「横」から雪が降ってくる様になりました。
それでも滑走に支障が出る風では無く、視界も数十メートルレベルなら問題無し。
そんな訳で「スキーヤーは雪の子 元気な子」。
ガラガラになったゲレンデを好都合と計り、我が物顔で滑り倒していたのでした。
結局昨日は「オープン~ラス」、殆んど休み無しでしたね。
【写真上】15時半、シャルマン戸隠にて「蕎麦ヲ待ツ人々」と「とがっきー」。
この日はスキー場開きイベント、「長野市そば歳時記『戸隠そば振る舞っちゃいます』(表題通り)」がありました。
私めも空いた時間を見計らっての御相伴、急ぎ蕎麦を啜った後に再び吹雪のゲレンデへと飛び出したののでした。
【写真上】営業終了時の越水ゲレンデ。
うーん、一枚目写真とのギャップが…。
この日正午~夕刻間だけの降雪でも、軽く20㎝位は積もったんじゃ無いでしょうか。
しかも更に降り足は強まってきています。
こりゃチャンピオン/シルバー/しゃくなげ辺りの圧雪は追い付きそうに無く、翌日(今日)も一面の「パウダー日和」だったでしょうね。
と、こんな感じの戸隠滑走紀行。
余談ですが、同スキー場は今年で「開場50周年」。
その為か如何かは不明ですがHPはリニューアル、ゲストハウス岩戸にも新しくオサレなレンタルショップが開設されておりました。
「BGM無し」「色濃い競技色志向」「中上級向中心のゲレンデ」「ロコ風情満開」と個人的に好きな芸風のスキー場、今年もあと何度か訪れると思います。
おしまい。