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2014.01.13

●「帝京41-34早稲田」

えー、本日は一年振りの「NATIONAL STADIUM」。
ラグビー大学選手権決勝、「帝京vs早稲田」戦を観て参りました。
そんな訳での国立競技場「ファイナル」、大学選手権観戦記になりまする。

1
【写真上】12:20、スタジアム到着。
昨年はツクバさん側に座ったので、今年はテイキョーさん側に陣取る事に。
但しコレが大失敗、「直射日光はキツいは」「掲示板のビジョンは見辛いは」…。

2
【写真上】12:50、選手紹介のアナウンス。
23番ゲート上での観戦でしたが回りは見事に「赤一色」、バックスタンドの半分が帝京の小旗で埋め尽くされていました。
昨今のラグビー時流を考えると、四連覇中とは云えこの動員力は大したものです。

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【写真上】代々木門側のゴール裏。
「はーしゃ はーっしゃ わ.せ.だ!」
一際大声援を上げていたのはワセダさんの学生応援団らしく。
サッカーのチャントやら、ガンダムの替え歌やら、色々頑張っておられました。

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【写真上】14番ゲート付近。
御馴染み赤黒ジャンボユニ(by adidas)。
少し遠慮してかゴール裏では無く、観客の少ない斜め上段席で広げていました。

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【写真上】13時キックオフ。
この日の観客数は27224人、まぁこんなものかと。
それにしても何時もながら国立の芝は綺麗なもの、冬場は秩父宮の砂場惨状を目にしているので猶更です。

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【写真上】後半9分、早稲田陣22m内での帝京スクラム。
この後ペナルティ、試合の天秤が徐々に傾き始めます。
尚ゲーム中の写真はこれ一枚のみ、だって国立はピッチが遠いんですもの…。

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【写真上】後半35分辺り、勝敗の趨勢も大体決まりかけ。
「嗚呼、西日がムチャ眩しい…」。

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【写真上】ノーサイド、帝京五連覇達成。
両チーム共オツカレさま。
しかし遠目に見ても、体格差がまざまざと見てとれます。

と云う訳で、以下マッチリポートになりまする。

○帝京大学(6T4G1PG) 41-34 (5T3G1PG)早稲田大学●
Waseda試合開始28秒での先制トライ、早稲田にとってゲームの入りは「最高」でした。
但し「その後」の試合運びの拙さが勝敗を決したと云って良いでしょう。
帝京相手にはロースコア&1チャンス以上の得点差で試合を進めたい訳で、「ラッキーバウンド」でも「インターセプト」でも「PG」でも何でも良いから、喉から手が出る程追加点が欲しい所処でした。

それが「マイボールスクラムでTO&ペナ(×3)」「ダイレクトタッチ(×2)」「ラインアウトTO(×1)」で、ハンドリングに落ち着きの無い帝京に攻撃権を手渡し、「得点=攻撃する機会」そのものを失ってしまいます。
と同時に勝利にマストな絶対的条件、「スクラムの優位性」も喪失してしまいました。
結果前半の殆んどを自陣に釘付けで、ひたすらディフェンスオンリーの時間。
その状況下「12(2T)-10」のスコア差で折り返した事自体、賞賛される戦い振りです。

しかし後半に入ると愈々ギアの入った帝京に立て続けざまの3連続失トライ(ノーホイッスル2回含)、「34-10(56分)」。
まぁコレで勝負はほぼ決まってしまいました。
その後相手の緩んだ攻め手(ドジョウ狙いのハイパント)と安易なペナルティをきっかけに3連続トライ。7点差迄追い上げますが…。
「あれ、これって何時ぞや見た風景」。

果たして上げ潮ムードピークの2分後、力技でのダメ押しトライを喫し「終戦」。
そう、11月の対抗戦と同じ様な試合の流れです。
ラグビーでアプセットを狙うには、「追い上げ」て逆転するのは至難の業。
早稲田としてもリードしつつの僅差逃げ切りがゲームブランの本線でしたでしょうし、結局致命傷だったのは「前半先制後の過ごし方」。
健闘は光るものの最後の最後、70分間の精神的.肉体的疲労蓄積に加え、底力の差を見せつけられた恰好となりました。

Teikyo_3一方の帝京にとってトライこそ喫したものの、ゲームの入りは「最悪」なものではありませんでした。
「ディフェンスシステムを崩されたり」「スクラムで捲られたり」「あるいは藤田の超絶個人技」とかで取られたものでは無く、キックオフ直後の交通事故みたいなもの。
早稲田のミスにも乗じて、敵陣でフィジカルコンタクトを全面に押し出した戦いをしていると、「何時の間にか」「何時も通りの」帝京に戻っています。
あれだけ接点で圧倒し、陣地/ボール保持率も7割超えていれば、そのうちトライは取れるもの。
結局リードして以降の帝京が慌てる場面は殆んど見られませんでした。

勝因としては実力差に加え、相手への対策を最小限に絞れた事。
ブレイクダウンを中心としたコンタクトプレーで優位に立てるので、注意するのは数少ない相手の強みのみ。
フォーカスすべきは「スクラム」「両フランカーへのマーク」「ユニットが機能している際のBKノミネート」の3つで充分、正直「藤田対策」的なものも特別見られませんでした。

メンバー構成からも来季は更に戦力アップが見込める上、ライバル早稲田はFW陣が弱体化、筑波は昨年のピークを越えられるか微妙、東海もFW強化に頓挫中。
明治慶應流経(+関西王者)クラスでは家賃が高杉。
この様子だと六連覇も鉄板、帝京は一体「何連覇」するのでしょうか。

最後に個人的なMOMを。
①④⑦⑨⑬⑳…と候補は多く色々悩みましたが、「自分で行けて」「人にも強く」「パススキルも高く」「花もあり」「しかもユーティリティで」「その上一年生」。
この日の強烈なインパクトと将来性を加味して「⑩松田力也」。
中村の後釜ほぼ決まり、ってな感じでしょう。

尚、敢闘賞はワセダの両翼⑪と⑭。
ちびっ子ながら腰の強いプレーとウイングらしい強気のアタック。
それにも増して、身体を張り続けたライン際のディフェンス。
前半からもっと攻撃で走り回れる試合展開になっていれば、勝負はもう少し混沌としていたかも知れません。

と、こんな所処にて。

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