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2014.01.14

●斑尾「ヤマコレ集」&「雑感」

えー、先日スキー遠征の後日談になります。

先週金曜日のゲレンデは信州飯山「斑尾高原スキー場」。
大学二回生の時以来、彼是「23年振り2度目」の来訪で御座いました。
まぁ四半世紀なんて間が空くと殆んど「お初」のスキー場みたいなものですが、意外と記憶に残っていた事もありました。
そんな訳での滑走後記「雑感」&ピーカン下の「山景集」になりまする。

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【写真上】25年振りなのに覚えていた事、その①。
フード付きスーパークワッドリフト。
プリンス系列のスキー場を筆頭に、今となっては良く見られるフード付きリフト。
しかし当時(1991年)としては可也珍しいもので、私めにとっては初体験。
高速な上に「雪風を防いでくれる快適性」に感動したのを覚えています。

嗚呼、齢がバレてしまいますね…。

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【写真上】25年振りなのに覚えていた事、その②。
ゲレンデから帰るのに使う第一リフト、三列縦隊。
御存知の様に斑尾はゲレンデに入るのに先ず「下る」、V字窪地の形をしています。
従い滑り込んで宿や駐車場に戻るのは不可能、リフトを使わなくてはなりません。

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【写真上】25年振りなのに覚えていた事、その③。
今は亡き「Tバー」ループリフト。
何時から変更されたのかは知りませんが、其処は「動く歩道」に変わっていました。
何だか東京駅の京葉線ホーム移動を思い出させます。
因みにこの歩道、板を外さないと乗線不可なのでTバーより面倒臭いかな?。

で、本題のスキー場に就いての印象。
まぁ評価と云う程ではありませんがですが、以下ざっくりとしたリポート。
【良い点】
①秀逸な「コースレイアウト」。
24の全コースが山頂から扇状に配置され、広さの割りに解り易いレイアウト。
その全てを「スーパークワッド」と「第13リフト」の二本だけで賄う事が出来ます。
しかもメインとなるリフト(スーパークワッド)の機動力が優れモノなのもポイント高し。
②中級者をメインに、幅広いレベル層が楽しめる。
基本的に「極悪」な難コースは無く、かと云って緩斜面計りでも無し。
コースバリエーションの豊富さに加え、ハイシーズンなら雪質も良好です。
中級レベルの方にとっては非常に面白いゲレンデでしょう。
③成功したスキー場の路線変更。
「ヤリバ苗場」「イケイケ栂池」と並び「ミダラオ斑尾」と称され、スキーバブル最盛期にはナンパゲレンデのメッカとされた斑尾。
それが今では非圧雪コースをメインに置いたゲレンデ設定に変わり、パウダー好きのボーダー.ファットスキーヤーからの支持が多い様子です。
【悪い点】
①上級者になる程、不便を感じるレイアウト。
スキー場北面のクリスタル/ツリーコースエリアのリフトが鈍行シングルとペアのみ、しかも2本乗り継がないとトップに辿り着きません。
同様に南端のワールドカップコースへも不便なアクセス、パウダー好きの上級者にとってはやや不満のあるリフト編成です。
②急斜面の整地バーンが皆無。
スーパークワッドからのオンピステ3コースは何れもユルい中斜~下部緩斜面。
「ガツガツ」「ギュインギュイン」滑るには満足感イマ一歩です。
個人的にはコレを何とかして欲しいですね。

ま、トータルバランスは平均点以上の良いゲレンデでした。
続いては周辺の「ヤマコレ集」になります。

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【写真上】クリスタルコーストップより、北西一写。
ゲレンデ稜線向こうには妙高山の雄姿。
活火山らしく、厳めしい溶岩円頂丘が特徴的です。

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【写真上】チャンピオンコースより、
左正面の眼前に広がるのは「野沢温泉スキー場」、山麓には温泉街も覗けます。
今季、久し振りに行ってみようかしら…。

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【写真上】木島平から志賀高原方面の眺望。
手前は高社山、奥のゲレンデは小丸山と竜王…かな?。

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【写真上】クリスタルコーストップより、北西一写。
妙高市の西側には、頸城山塊より連なる関田山脈が延びています。

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【写真上】タングラム連絡路より、パノラマ左手。
第二リフト沿いの威容は「黒姫山」、中腹に望めるのは黒姫高原スキー場です。
右手にちょこっと見えるのが戸隠連峰北端.「高妻山」と「乙妻山」、雲さえ無ければ黒姫山左に戸隠険峻群が見られるのですが…。。

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【写真上】同.タングラム連絡路より、パノラマ中央。
真ん中に威風堂々鎮座するのは「妙高山」、右の雲間には「火打山」が望めます。
妙高山の山麓は宛らスキー場銀座、左から「妙高杉ノ原」「妙高池ノ平」「赤倉観光リゾート」「赤倉温泉」「燕温泉(跡)」「妙高ルンルン」の各スキー場が軒を連ねています。

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【写真上】同.タングラム連絡路より、パノラマ左手。
妙高山右裾より、容雅山、鉾ヶ岳、大毛無山と連なります。
一際雪化粧の目立つ大毛無山の北東斜面は、嘗て「ARAI MOUNTAIN & SPA」が所在した場所でした。

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【写真上】ゲレンデ山麓にて、県境。
地形図で見る限り、斑尾高原スキー場は如何見ても「新潟県」側。
しかし実際は「長野県飯山市」です。
まぁエリア的には野沢温泉や戸狩(長野県)が近いですし、妙高エリア(新潟県)スキー場とセットにされるよりは長野県所在にした方かメリット多そうですからね。
尚余談ですが、同スキー場より斑尾山山頂は死角になって見えないのでした。

と、こんな感じにて。
おしまい。

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