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2014.01.26

●佐々木明引退

「日本人として四人目の男子W杯第一シード入り」
「木村公宣に続く、史上二人目のトップシード入り」
「03/04~06/07の三季間、日本人最長の第一シード維持期間」
「W杯で三度(2位×3)の表彰台」。

日本アルペン界のエースとして長い間ナショナルチームを牽引してきた佐々木明が、遂に今季限りでの引退を発表しました。
インターナショナルの舞台で彼の滑りが見られるのも、恐らくあと3回(シュラドミング.ソチ.クラニスカ.ゴラ)。
願わくば一走だけでも、往時のアグレッシブ&ソリッドな滑りを見たいものです。

個人的なベストレースは05/06の志賀高原(1st)。
一本目6位からトップに立ち、最後の最後ライヒに0.17捲られ優勝こそ逃しましたが、トリノの鬱憤を晴らした2位。
翌日の2ndでは三本柱揃い踏み(佐々木6位.皆川7位.湯浅18位)、志賀焼額山のボルテージが最高潮に達した二日間でした。

しかし考えてみると日本SL陣の主力面子は8年前と変わらぬ儘。
若手の台頭が遅として進まぬ中、佐々木.皆川の引退。
これで湯浅が第一線を退く(であろう)数年後、チームジャパンは一体如何なってしまうのでしょう。
と云うか、アルペンチームの存続自体が危惧されてなりません…。


03/04.Wengen、65番ビヴから2位に飛び込んだアキラの滑り(二本目)。

佐々木明が引退表明 W杯回転で日本勢最高の2位
アルペンスキー男子の第一線で長く活躍し、ワールドカップ(W杯)回転で日本選手最高の2位に3度入った実績を持つ32歳の佐々木明(ICI石井スポーツ)が22日、ソチ冬季五輪に挑む今季限りで引退する意向を明らかにした。山岳スキーのプロに転身する。
「世界のトップにいるまま引退できる人はそう多くない。アスリートとして、そうした舞台にいるうちにキャリアを終えられるのはとても幸せ」と心境を明かした。今季の残りのW杯回転には出場する予定。
北海道出身。182センチの長身と類いまれなスキーセンスに恵まれ、ダイナミックな切れ味鋭い滑りで、2000年代に日本のエースとして世界のトップと互角の戦いを演じた。03年1月に21歳でW杯2位に入り、06年にも志賀高原大会(長野)を含めて2度2位になった。アルペン日本勢の2位は佐々木と1988年の岡部哲也だけで、複数回は佐々木しかいない。
過去3大会の五輪の回転は10年バンクーバー五輪の18位が最高成績で、世界選手権は01年と13年に19位になった。(1/23.共同通信社)

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