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2014.02.23

●Olympic Winter Games(Sochi) SL速報

2

えー、只今2/23明け未明。
ソチ五輪男子SL.ローザクトールのレース速報になります。

今回のオリンピック/アルペンはDHより本命選手が続々と敗れる「負のスパイラル」。
GSのテッド.リゲティ圧勝でそんな連鎖も止まるかと思われましたが、果たして然に非ず。
春先並みの陽気と人工雪悪バーン、そして二本目極悪ポールセットが波乱の「火に油」を注ぎます。
そんな訳で大荒れのスラロームを制したのは…。

優勝は「スーパー」マリオ.マット。
一本目は三番スタートの好コンディションを利して大きくマージンを取ってのトップ、二本目はタイム差をマネジメントしたベテランらしい滑り。
有力若手処を押え、最後のオリンピックで念願のメダルを手に入れました。

二位にはヒルシャー、一本目1.28秒遅れでゴールした際には正直「消えた」と思ったのですが、二本目得意のフルアタック爆発。
コースアウト続出の難セットを逆に味方につけて「大」逆転劇表彰台です。
三位にはクリストファーセン、ヒルシャー同様一本目の不利をポールセットに「助けられて」のジャンプアップとなりました。
しかしこの19歳、今季はW杯初優勝に五輪銅メダルと勢い止まりませんね。

湯浅.佐々木は二本目進出するも、共に「あの」9旗門目でコースアウト。
湯浅直樹は一本目約2秒遅れの20位、怪我の影響と調整不足からか切り替え時の膝下動きにスムーズさがありません。
無事にフィニッシュした姿を見て「ほっ」としたと云うのが正直な感想でした。
出来れば二本目完走して欲しかったですが、この無念はWCの残り二戦で晴らして欲しいものです。
佐々木明は一本目28位、数年来取り組んできたスキーフォーム改造の是非は兎も角、往時のキレのある動きは見られない滑りでした。
出来ればこれで引退では無く、クラニスカ.ゴラでラスト一滑見せてて下さい。

最後に。
解説の木村公信も苦言を呈してましたが、矢張りアンテ.コステリッチは「やり過ぎ」。
WCなら未だしも、オリンピックであのポールセットは頂けません。
しかも二本目でアレですから、逆転で勝負を狙うトップ選手が悉くコースアウトの憂き目に遭ってしまいました。
ミラー、グランジェ、ノイロイター、パントゥロー…、もう少しマトモなセットだったら彼らの結果も違っていたでしょうし、表彰台の面子も大きく変わっていた筈です。
レースの楽しみを半分奪われた感じでした。

Rank
Bib
Name
Run 1
Run 2
Tot. Time
1 3
AUT
MATT Mario
46.70 55.14 1:41.84
2 4
AUT
HIRSCHER Marcel
47.98 54.14 1:42.12
3 5
NOR
KRISTOFFERSEN Henrik
48.49 54.18 1:42.67
4 17
ITA
GROSS Stefano
47.45 55.27 1:42.72
4 9
GER
DOPFER Fritz
48.46 54.26 1:42.72
6 30
SVK
ZAMPA Adam
49.34 53.94 1:43.28
7 2
SWE
HARGIN Mattias
47.45 56.15 1:43.60
7 14
SWE
LARSSON Markus
48.04 55.56 1:43.60
9 8
CRO
KOSTELIC Ivica
48.75 55.36 1:44.11
9 27
NOR
SOLEVAAG Sebastian-Foss
49.08 55.03 1:44.11
11 25
SLO
VALENCIC Mitja
48.32 55.82 1:44.14
12 28
NOR
HAUGEN Leif Kristian
48.83 55.38 1:44.21
13 31
USA
KASPER Nolan
48.70 55.52 1:44.22
14 24
RUS
KHOROSHILOV Alexander
48.71 55.52 1:44.23
15 34
FRA
LIZEROUX Julien
48.69 55.63 1:44.32

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