●「菅公を偲び、春告草を愛でる」
「東風吹かば 匂ひをこせよ 梅の花 主なしとて 春な忘れそ」
と云う訳で昨日25日は道真さんの忌日。
各地の天神さんでは集客イベント宜しく 否々、菅公を偲ぶ催しとして「梅花祭」や「梅まつり」が行われておりまする。
ミヤコは北野天神さんでも、平安の御世より続く本家本元「梅花祭」。
境内の梅は「蕾膨む~ちらほら咲き」と見頃には早々ですが、「梅花神事」に「野点茶席」の風流。
上七軒花柳衆の「華やぎ」が「艶」を添えました。
春の香りほんのり
北野天満宮で梅花祭
梅を愛した菅原道真の遺徳をしのぶ「梅花祭」が25日、京都市上京区の北野天満宮で開かれた。紅白の梅が咲き始めた境内で芸舞妓による野点が繰り広げられ、大勢の参拝者が春の風情を楽しんだ。
祭神の道真の命日に合わせて営まれ、約900年の歴史がある。神前には、大小の台に蒸した米を盛った「大飯」「小飯」、梅の小枝を使った「紙立」と、この日だけの特別なお供えをした。
境内の広場に特設された茶席では、上七軒の芸舞妓らがお茶の接待にあたり、朝早くから順番待ちの長い行列ができた。参拝者はお茶を味わいながら、ちらほら咲き始めた梅をめで、優雅なひとときを楽しんだ。
(文.写真共 京都新聞2/25より)