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2014.03.16

●「焔立つ」

えー、本日は約半月振りにスキーネタ以外のエントリー。
私め地元の早春「風物詩」の話柄で御座います。

昨夜、洛外は嵯峨野清涼寺で「お松明」が行われました。
此処釈迦堂さんは平安以来の由緒を持ちながら、所謂観光色の薄いロコ寺刹。
寧ろ地元民にとって近しい存在で、「中京の六角さん」「左京の黒谷さん」「上京の千本さん」に該当する所処とでも申しましょうか。

雪月花兼ね揃えた景勝地にて四季遍く折々の祭催事が営まれる嵯峨嵐山ですが、この「お松明」は地元色の強いビッグイベント。
私めにとっても、幼少の頃から「お楽しみ祭事」の一つでした。
尤も最後に訪れたのは大学時分の頃、あづま在住になってからの20年以上は御無沙汰になっておりますが…。

そして「お松明」を終えると、嵯峨野にも本格的に「春」がやって参ります。

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春呼ぶ炎 舞う 清凉寺・お松明式
京の三大火祭りの一つで、清凉寺(京都市右京区)の伝統行事「お松明(たいまつ)式」が15日夜、清凉寺の境内で営まれた。京都に春の訪れを告げる大きな火柱が嵯峨の夜空を焦がし、燃え上がる炎を参拝者が見守った。
釈迦が入滅した日をしのぶ「涅槃会」の行事として毎年営んでいる。「五山の送り火」や「鞍馬の火祭」と並ぶ火の祭事で、釈迦が荼毘に付された様子を模したのが始まりとされる。
境内には地元の保存会が組み立てた高さ約7メートルの大松明3基が並んだ。それぞれ早稲、中稲、晩稲に見立て、燃え具合で今年の稲作の豊凶を占う。
法要後、ちょうちんを手にした保存会員や僧侶が大松明の周りを練り歩いて点火した。火の粉が高く舞い上がると参拝者は大きな歓声をあげ、燃えさかる炎に手を合わせていた。
(文.写真共 京都新聞3/16より)

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