●「第五味」
えー、一昨日は「かぐら行脚」の滑走記続篇。
「天気良し」「雪良し」「山景良し」の三拍子揃った四月一日、唯一の不満は朝から「第5ロマンスリフト」が止まった儘だった事でした。
索道トラブルがあったらしく、正午を過ぎても稼働のインフォメーションはありません。
「今日は動かないままで終わりそうだな…」
と諦めかけた矢先、13:10頃に営業開始のアナウンスが。
そんな訳で遅蒔きながらの林間エキスパート「ファーストトラック」突入。
かぐらの「醍醐味」ならぬ「第五味」を味わいに向かったのでした。
【写真上】13:15、5ロマ到着。
「新雪キチ●イ」で溢れ返っていると思いきや、意外とリフト混雑は少なく。
原因その① 丁度ランチタイム時刻の為。
原因その② 午前券のジモP軍団が帰った後だった為。
原因その③ 田代方面へ流れたゲストにはインフォが届かない為
原因その④ BCするには時間が遅過ぎた為
…ま、何でもイイや、ラッキーラッキー。
【写真上】見返り5ロマ。
先着の皆さんはみんな「右」に「左」にチリヂリバラバラ。
結果、リフト下のコースは誰も手を(足を)付けていませんでした。
そんな訳で5ロマ直下のファーストトラックは頂き、写真左のシュプール跡のどれかが私めのです。
【写真上】5ロマより、見返り三国山脈。
リフト下を2本滑った後は、神楽ヶ峰側の林間コースへと向かいました。
【写真上.下】林間エキスパートコース、神楽ヶ峰側。
この風景見ると、「かぐらキター♪」「5ロマキター♪」って感じになりますね。
【写真上】神楽ヶ峰の稜線沿い、C1付近から一写。
平標山から巻機山迄のスーパーパノラマ。
春先とは思えない冴えた空気、靄も無く三国山脈が一望の下に見張らせました。
「もータマンナイ」、ってな感じです。
【写真上】パノラマ山景、南側(右)より。
平標山.仙ノ倉山から谷川岳.茂倉山、鞍部を経て武能山の谷川連峰群。
【写真上】パノラマ山景、東側(中央)。
笠ヶ岳.朝日岳.大烏帽子山から檜倉山 柄沢山.米子東山へと連なる山稜線。
中央奥に見えるのは至仏山.小至仏山、最奥は燧ヶ岳?武尊山?…どっちかな。
【写真上】パノラマ山景、北側(左)。
左の巻機山ピーク群より、手前には金城山へと続く稜線。
奥には中ノ岳、越後駒ヶ岳、八海山と連なる越後三山岩峰群。
中央左の飯士山(1111m)が小丘に見えてしまいます。
【写真上】谷川連峰西端、平標山と仙ノ倉山。
かぐらスキー場から最も眺望の利く山と云えばこの二山。
手前のピークが平標山、奥の堆雪度合の多いのが仙ノ倉山。
因みに「ひらしるべ」では無く「たいらっぴょうやま」と呼びます。
【写真上】神楽ヶ峰、C1方面の大斜面。
上部には既にクラックやクレバスの芽が出始めていました。
登山装備をしていないとあの辺り迄足は届きませんが、BCスキーやスノボの方は御注意を。
【写真上】同、神楽ヶ峰支峰の大斜面より。
此処から一気に沢沿いを滑り下りたいのですが、ソコは我慢我慢。
一度メインゲレンデの下迄降りると戻ってくるのが厄介ですし、まっさらのオフピステも大分食い散らかされてしまいます。
従いこの儘スキーヤーズライトへ滑降、5ロマ回しの一時間を過ごしました。
【写真上】5ロマから、中ノ芝南側のオフピステエリア。
ラスト一本は5ロマを下りて右手、大平原ゾーンを一気に田代湖へと下りました。
此方からの三国山脈パノラマビューも絶景、ファインダー左外の越後三山が収まり切らないのが残念です。
【写真上】14:50、林間エキスパート「ラスト一本」、スタート。
平標山の右手には大源太山と三国山、三国峠を経て長倉山が頂を並べています。
眼下には氷結した儘の田代湖、その向こうには田代第1ゲレンデ。
左右からは「ウヒョー」とか「キャッホー」と云う奇声が、下からは「チョーヤバクネェ」「マジキモチイィィィ」と云うハイテンションな喜叫が聞こえて参ります。
うんうん、解りますねぇ。
【写真上】急斜重力に身を任せ、エクスタシーな落下加速感。
ソコソコ食われちゃってるものの、まだまだノートラックラインが残っています。
春湿雪特有のサテンの様なしっとり滑らかなスキータッチ、荒れていないのでヘビィスノーな感じも全く致しません。
此方もついつい大人げ無く、意味不明な奇声を上げながら滑ってしまいました。
【写真上】うーん、もう1~2本は楽しめそうですね。
残念ながら5ロマの営業時間は15時迄、この日はコレで滑り止めとなりました。
と云う訳での「5ロマ/林間エキスパートコース」だけでの項立て。
かぐらの「ダイゴミ」を満喫した90分なのでした。
こんなグッドコンディション、今季はあと何回味わえるのかしら…。