●書架彼是 23
えー、普段サスペンス物には余り触手の伸びない私め。
この小説を知ったのはかぐらスキー場、「ゲレンデへ行こうキャンペーン」のポスターを目にしたのが切っ掛けでした。
そんな訳でスキーシーズンオフ中のトランキライザー代わりに購入。
どうせなら2011年発売の前作から、時系列順に読んでみる事と致しました。
・白銀ジャック 実業之日本社文庫(2011) 東野圭吾.著
・疾風ロンド 実業之日本社文庫(2013) 東野圭吾.著
と云う訳で「初ヒガシノ」となるこの二冊。
他の著者作品は不存知なので内容の良し悪しは論じられませんが、総じて「さらっと薄味、後味すっきり」な筋立です。
兎に角リズム感の良い作風で、二冊合わせて無理無く一日半で読み切れました。
ま、今回の場合、購買動機が「滑走オフシーズン」のストレス緩和。
興味津々だったのが「スキー場や滑走中の描写」なものですから、その点に就いては満足度充分です。
嘗てスキー場で3シーズン籠っていた私めから見ても、細かい所処迄さり気無く、しっかりとしたディティールで描かれていました。
出来れば巻末付録にゲレンデマップなぞ載せて頂ければ、尚有難かったかな。