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2014.05.06

●「賀茂祭」前儀三題

えー、休日の過ぎ行くのは相変わらず早いもの。
ゴールデンウィークも残す所処、「マジック1」となりました。
旅先から御帰宅の方々も、自宅でぐうたらを決め込んでいた方々も、そろそろ「平熱モード」にシフトチェンジ。
「連休呆け」を払拭すべく、明日からの出勤や登校に備えておられる事でしょう。

そんな「夏立チ」「風薫ル」時節の風物詩、連休中のミヤコでは「賀茂祭」に向けての前儀祭礼が着々と進行中。
神事幕開け「流鏑馬神事(5/3.鴨)」から「御禊の儀(5/4.鴨)」「歩射神事(5/5.鴨)」「賀茂競馬(5/5.賀茂)」と、恙無く執り行われています。

糺の森では「梢の木洩れ日」を、楢の小川では「清流の潺」を愉しみながらの祭儀見物なぞ、時宜に即した風流で宜しいんじゃないでしょうかね。

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葵祭へ駆ける 
上賀茂神社で「足汰式」

葵祭の前儀として5日に行われる賀茂競馬を前に、走る馬の順番を決める「足汰式」が1日、京都市北区の上賀茂神社で行われた。時折雨が降る中、12頭が馬場を駆け抜けた。
足汰式は、賀茂競馬で走る馬の歯や毛並みを見て馬齢と健康状態を確認し、実際に走らせて組み合わせを決める神事。
境内の小川で馬の足や乗尻と呼ばれる騎手の足袋を清めた。続いて、1頭ずつ走らせて馬の速さなどを確認。組み合わせを決めた後、5日の本番と同様に2頭を並べて走らせた。躍動感あふれる馬の走りに、観客から歓声が上がった。
賀茂競馬は1093(寛治7)年、天下太平と五穀豊穣を祈る宮中行事を、上賀茂神社に移して続けられてきた。

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人馬一体、妙技に歓声 
京都・下鴨神社で流鏑馬神事

疾走する馬上から的を射る「流鏑馬神事」が3日、京都市左京区の下鴨神社で行われた。新緑あふれる糺(ただす)の森で披露された人馬一体の妙技に、約2万2千人の参拝者が歓声をあげた。
葵祭(15日)の道中の無事を祈る神事として、1973(昭和48)年に復興された。
本殿での神事に続き、平安装束や武士装束に身を包んだ射手(いて)が登場。約400メートルの馬場を猛スピードで走る馬の上で弓を引き、約100メートルごとに3カ所ある約50センチ四方の的を狙って矢を放った。
馬場沿いを埋めた人たちは、緑のトンネルを華麗に駆ける人馬の姿に見入り、すべての的に命中する「皆中」に、ひときわ大きな拍手を送っていた。

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新緑の社、清めの美 斎王代「御禊の儀」 
京都・上賀茂神社

葵祭を前に、ヒロインの斎王代や女官が身を清める「御禊の儀」が4日、京都市北区の上賀茂神社であった。新緑の境内で繰り広げられる優雅な儀式に大勢の観光客が魅了された。
午前10時すぎ、斎王代の太田梨紗子さん(20)と50人の女官たちが、市原野小(左京区)で育てたアオイの葉を児童から頭や胸に付けてもらい、表参道を進んだ。御手洗川に架かる橋殿でおはらいを受けた後、十二単姿の斎王代が童女と岸に降り、流れの中へ静かに手を浸した。
太田さんは「川の水の冷たさで身の引き締まるような思いでした」と話していた。
御禊の儀は1956年に復活し、上賀茂神社と下鴨神社(左京区)で隔年で催されている

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