●皆川健太郎、技術選へ
えー、「雨降り本番」な季節にも関わらず、本日も「雪降り
」なおハナシ。
先週都内で開かれた皆川夫妻引退パーティーの場で、皆川健太郎選手より技術選参加の表明がなされました。
引退後は「岡部」「木村」的なスキー界への携わり方をすると計り思っていただけに、正直意外な選択肢でした。
しかしコレ、国内のスキーシーンでは近年稀に見るビックニュースだったりして。
何せアルペン界の「リアル」トップレーサーが技選に出場するのは初めてのケース。
「SLトップ15の第一シード選手」「WC最高位4位」「トリノオリンピック4位入賞」とバリバリ一線級の肩書。
毒的な云い方をすると、そこら辺の「アルペン上がり」の選手とは格が違うのです。
しかもこの技術選、云う迄も無く教育本部の教程に則った採点競技。
「どんな滑りをするのか」と云う点に加え、「どうジャッジするのか」と云ったイジワルな観点でも楽しみだったり致します。
ガッチガチの雪(氷)上難易の中、最先端のスキー理論で「速さ」を競ってきたスラローマ―の滑りに「どんな得点」が出されるのか。
技選レジェンドのジャッジマン皆様も、頭を痛めている鴨。
ガラパゴスな基礎スキー界に、国産の「黒船襲来」と云った所処でしょうか。
皆川さん「やりきった」 上村さんは「実感」
夫妻で引退パーティー
昨季限りで現役を引退したアルペンスキー男子の皆川賢太郎さんとフリースタイルスキー女子モーグルの上村愛子さん夫妻が5日、東京都内で引退のパーティーを開いた。
皆川さんは「36歳までできたことはうれしく思うし、やりきった」と振り返り、上村さんは「選手として当たり前だったことをやらなくなった。最近、引退したのを感じる」と実感を込めた。
皆川さんは今後について、滑りの美しさを競う基礎スキーに取り組むことを明かし、「見せるスキーとして全日本技術選手権に出て、40歳まではやりたい。その後は子供たちの育成にも携わってスキー界に貢献したい」と話した。
(文.写真共 サンケイスポーツ6/5より)
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