●「奥武蔵~秩父~奥武蔵」縦走トレラン
えー、一昨日は早朝より奥武蔵へ今夏6走目のトレイルラン。
芦ヶ久保駅から武川岳~蕨山.有馬山~大持.武甲山~妻坂峠~武川岳.二子山を経て芦ヶ久保駅へと戻る「d字ラウンド走」に出掛けて参りました。
そんな訳での「奥武蔵~秩父ラウンド」山走記になりまする。
【写真上】84:0、芦ヶ久保駅スタート。
この時点では体調も良好、予定行程も余裕持ちの34㎞と「ヤル気満々」でした。
【写真上】二子山への山路。
「道の駅あしがくぼ」の裏手が取り付き口、序盤は露岩と倒木の目立つ沢沿い中斜面が続きます。
【写真上】二子山直下の急坂。
沢沿いから尾根筋を出て、暫くすると山頂直下の縄場急坂。
距離こそ短いものの、結構な斜度の直線的上りとなります。
【写真上】二子山.雌岳通過。
スタート時点に薄曇りだった天候が、この辺りから小雨へと変化。
岩場トレイルのグリップが覚束無くなって参ります。
【写真上】焼山前の急坂。
二子山~蔦岩岳間の山路はやや上り基調。
焼山と蔦岩山直下に短い急坂がありますが、それ以外は小さい勾配と平坦路が小刻みに繰り返されます。
【写真上】焼山通過。
此処は武甲山のビューポイントなのですが…、御覧の通り。
この辺りで何と無く調子に違和感、何時もに較べミョーに下半身が重く感じます。
まぁ身体が未だ慣れて無いからだろう、と思い行程を進めるのですが…。
【写真上】蔦岩山前の急坂。
雨で木の根と露岩は可也スリッピー、足場を選んで進みます。
【写真上】蔦岩山通過。
尾根筋のおまけみたいな山頂、先を急ぎます。
【写真上】蔦岩山から武川岳はフラットな山路。
トレラン向きの区間ですが、中々ピッチが上がりません。
うーん、何かおかしい…。
【写真上】武川岳通過。(time1:53:42 5.86㎞)
此処でタイムを確認し、はっきりと不調を自覚。
未だたった6㎞なのですが下肢の動きが鈍重、疲労の蓄積具合も何時も以上です。
理由は如何やらオーバーワーク。
此処一ヶ月、ミドル(35~40㎞)のトレランを「週イチ」ペースで繰り返しており、見えない疲れが身体に溜まっているとしか考えられません。
この日の行程予定は33.7㎞でしたが、こりゃどっかでショートカットして早めに終わらせた方が賢明と判断。
取敢えず名郷BS迄下りて、その先は身体と相談してルートを考える事に致しました。
【写真上】前武川岳を通過。
何の気無しに通り過ぎたのですが、此処の分岐が致命傷。
【写真上】武川岳以降は檜林の下りトレイル。
しかし相変わらずピッチが上がらず、調子の悪さも本格的に表面化。
こりゃ、蕨山から名栗湖方面にエスケープして終わらせるべきかな…。
【写真上】途中で林道舗装の工事に出くわします。
あれ、こんな所処あったっけ…?。
【写真上】ででーん、何故か眼前には舗装林道。
地図とコンパスで場所を確認すると、如何やら前武川岳で分岐をミスったらしく山伏峠に出てしまいました。
進路を間違える様な難しい分岐じゃ無い筈だったのですが…。
体調不良で注意力も散漫、何~も考えずに標識無視して下りてしまったのでしょう。
しょーが無いので目の前の階段から伊豆が岳へ向かう事に致しました。
【写真上】山伏峠から伊豆ヶ岳への上り。
とっつきは少しだけ急坂、中盤以降はフツーの上り山路となります。
【写真上】伊豆ヶ岳通過。
此処からなら色々ルートも組み換えられるのですが、もう完全に気持ちが萎えてしまってます。
このまま正丸駅に向かい、頓挫フィニッシュにする事と致しました。
【写真上】日高山より西方一写。
今迄踏んできた稜線、左の鉄塔山頂は甲仁田山でしょうか。
【写真上】伊豆ヶ岳から正丸峠は概ねフラットな山路。
伊豆ヶ岳を中心とした南北尾根筋は、奥武蔵エリアでも絶好の山走区間。
しかしそんなグッドトレイルも、足が云う事を聞いてくれずヨチヨチ走りです。
【写真上】正丸峠からの急下り階段。
此処を下りると、あとは緩やかな檜林間下り。
【写真上】13:00、正丸駅に着きました。(time4:01:01 13.97㎞)
結局予定の半分以下、14㎞でフィニッシュ。
トレランに出掛けてこんな早い時間に山を下りたのも久し振りの事です。
まぁ調子が悪い日に無理しても楽しく無いですし、仕方有りません。
この後は西武線で横瀬駅下車、武甲温泉で湯治して帰途に着きました。
と、何~の達成感も無い「リタイアトレイルラン」。
この日頓挫断念したルートは、後日改めてリマッチ、と云う事で。