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2014.09.04

●山走靴インプレッション「ASICS/GEL-FUJI ATTACK3」

えー、本日もトレイルランの「靴ネタ」、三部作の二。
私めが愛用しているトレランシューズは現在三足。
コースやディスタンス、ウェザーコンディションに応じて履き分けておりまする。

昨年迄は主戦靴一本で全てを賄っていたのですが、用途別に使い分けた方が機能面で効率的ですし、経済的にも却ってお得。
しかも適度に気分転換も図れるものですから、良い事尽くめだったり致します。

そんな訳で現在使用中の「山走靴」、インプレッションその②になりまする。

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・ASICS/ゲルフジアタック3 weight:293g drop:未発表 (26.5㎝)

「使い勝手の良い全方位型トレランシューズ」

現在私めの愛用ロード(マラソン)シューズがターサージール。
ターサーゲイルから引き続き4年以上愛用していますので、足型やブランドに対する信頼度と云う点では何の心配もありませんでした。
実際のフィット感や走り心地も「アシックスの山走靴」と云ったイメージ。
同メーカー愛用者のランナー(但しソコソコ走れる方)がトレランに取っ掛かるには最適な一足でしょう。

ミッドソール高とドロップ比はカタログ未公表も、全般的に高め設定。
フィット感覚としては12㎜/25㎜(12㎜前後)位でしょうか。
その分全体の剛性やブロック感はしっかりしており、特に踵のゲル部分は肉厚になっています。
強固なプロテクションの割には中軽量、アッパーの柔かさかもアシックス感全開。
他トレイル靴に較べ爪先部に遊びが多いのは好みの別れる所処も、走行感全般にストレス的要素はありません。

適応ユーザーは結構幅広く。
初心者/中級者はファーストチョイスのシューズとしてオールラウンドに、上級者は日々のトレーニング用に最適。
レスポンスとクッションのバランスが良く甚だ良好、その安定感は特にミドル~ロングディスタンスで真価を発揮するでしょう。
個人的には一日の走行距離が平均30㎞未満で、「これからもっと長距離を走破してみたい」と云ったユーザーにお勧めです。

但し悪荒路&急坂の「下り」ではグリップ力がチト不安。
アウトソールが耐久性を考慮して少し硬めのゴム素材(エーハープラス)、ラグの粘りには物足り無さを感じました。
特に濡路面やスリッピーな赤土路ではその傾向が顕著。
テクニカルなダウンヒルではアウトソールの放射線中心を着地ポイントとする様に心掛けましたが、それでも少しナーバスにはなりました。
基本的には平坦基調にアップダウンを織り交ぜた中難易のコースがベストです。
尤も弱点らしい弱点はこれ位、総合力とCPに優れたシューズである事に変わりは有りません。

足裏全域を支配するミッドソールのシリコン感と、昨今のトレラン靴としては大きいドロップ差と踵高。
この二点が好き嫌いの別れるポイントですが、逆にそれさえ気にならなければ買って損の無い「安心印」の一足。
カテゴリーとしては「MONTRAIL/BAJADA」や「BROOKS/CASCADIA」と同類項、スキーに例えるなら「SALOMON 24Hours Max」に該当、と云った所処でしょうか。
要するに全方位に対して点数が高く、個性の尖がってないシューズ。
但し意地悪な云い方をすると、やや下位互換仕様と云った感も致します。

因みにこのシューズの購入動機は「ロード比率の高いコース用のトレーニングシューズが一足欲しい」と云うのがお題目でした。
ヒールの高さやミッドソールの厚さから「特にロード向き」に誂えた構造では無いのですが、元々が陸上屋さんブランド故の走り易さを持っています。
事実舗装路を走ってみても、トレラン靴としてのロード適性は可也高い部類。
京都トレイルやハセツネ30にはお誂え向き、と云ったシューズでした。

そしてもう一つのアドバンテージが、総合的な完成度に反してのロープライス。
私めの主戦靴に較べ2/3程度の値段ですので、ブロックの摩耗を恐れずにガシガシと履き潰せます。
実際テストランの満足度も高く、この価格帯ならあと1~2足は続けて購入する鴨。

ま、トレイルランも真面目にやってると結構出費が嵩むものでして…。

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