●「近江高島~栗原」比良山地縦走トレラン.その①
えー、もう三週間も前のハナシになりますが、先日帰京の後日談。
上洛二日目.10月8日は早朝より滋賀.湖西方面へ山走行脚。
近江高島より「リトル比良~北比良~武奈ヶ岳~南比良」の北南縦走トレイルランに行って参りました。
私め比良山系のフルパート踏破は今回が初めて。
しかも最後に行ったのが20年以上前の学生時分(しかも南比良をちょこっと)ですから、実質ファーストランみたいなものでして。
そんな訳でのワクワク比良山行、「近江高島~岩阿舎利山」篇で御座います。
【写真上】早朝5時、夜明け前の嵯峨駅。
5:11の始発電車にて出立、京都駅経由で近江高島へ向かいます。
【写真上】5:30.京都駅到着。
無人の烏丸口改札、余りの殺風景さに一枚撮ってしまいました。
【写真上】5:40、駅コンコースより東山連峰を望む。
東雲の空も次第に白んで参りました。
「秋もあけぼの、紫だちたる雲の細くたなびきたる」。
【写真上】6:43.近江高島駅到着、駅前ではガリバーさんがお出迎え。
始発電車で降り立ったのは、私め以外にはソロのハイカーさんのみ。
ストレッチの後、6:55にランスタートです。
【写真上】音羽バス停。
駅から登山口迄は1.4㎞、アップを兼ねての軽ジョグ。
BSを左進すると、直ぐに大炊神社鳥居に突き当たります。
【写真上】長谷寺/大炊神社通過。
鳥居の左手を進むと直ぐにトレイルヘッド、解り易い山路取り付きです。
【写真上】害獣除けフェンスを越え、砂利道を進みます。
この後は暫く背丈程の灌木帯。
細かい分岐が幾つかありますが、標識とテープを辿って行けば間違い無いでしょう。
【写真上】賽の河原。
この辺りから植樹帯の本格的な山路へ。
そしてリトル比良名物の「花崗岩トレイル」に入ります。
【写真上】花崗岩トレイル.三景。
傾斜は比較的穏やかも、硬くて滑り易い足場の山路。
水捌けが悪いので数日前の雨水が溜蓄、一部渡渉状態でした。
【写真上】岳山迄のハイライト風景、白坂。
進路右手の一面には、白く風花した花崗岩山肌が拡がっています。
此処が音羽~岳山の大凡中間地点。
【写真上】白坂より望む琵琶湖。
この日一発目の湖景眺望、早朝らしく淡く透明感のある水浅葱色。
湖南正面に望める山影は伊吹山です。
【写真上】白坂を過ぎると、切石段のトレイル。
この辺りから標高を上げる中斜面が始まります。
【写真上】薄茶に風花した花崗岩路面。
と、バリエーションに富んだ行程なので、飽きずに上れます。
基本的にこのルートは、上りで使った方が宜しいでしょうね。
【写真上】とか云っているうちに、岳山(565m)到着。(time/48:12 3.87㎞)
この日の1stピーク、山間の小踊り場と云った感。
先は長いのでさっさと通り過ぎます。
【写真上.下】オウム岩より眺む琵琶湖。
岳山と鳥越峠の中間位にある、リトル比良でも指折りの展望スポット。
空も湖面も白みがかった水色、柔らかな色彩が一面に拡がっています。
【写真上】北西眼下には安曇川流域の穀倉地帯。
キルティングの様な田園模様は、刈入れ時期ならではの鳥瞰風景です。
【写真上】鳥越峰出合通過。
オウム岩から数分の場所にあるT字分岐路。
見張山方面に進むと直ぐに鳥越峰らしいですが、今回はパスしときました。
【写真上】引き続き露岩の目立つ山路。
岳山以降のリトル比良は中小勾配の繰り返し、纏まったアップダウンがありません。
【写真上】「?」標識。
鳥越峰出合から2~3度現れる「打下山 鹿ヶ瀬山」の標識。
地図にも名前無いですし、山名だけで方向指示もありません。
進行方向の「岩阿舎利山/鵜川越/寒風峠」の名も記されておらず、初走破ルートですので少し不安になって参りました。
「若しかしたら、どっかで分岐見落としたかな」と、一旦進行中止。
1㎞程引き返しましたがそれらしきものの無く、結局元に戻って先を進みました。
【写真上】結局、間違って無かったと。
引き返した地点から少し下ると、鳥越峰~岩阿舎利山の鞍部へ。
正規の「リトル比良.コース標識」が立っていたので一安心致しました。
因みに白い道標は「ニセ寒風峠」。
単に➡マークが消えているだけだと思います。
【写真上】8:30、岩阿舎利山(686m)通過。
多少引き返してのタイムロス約20分も、概ね予定通りの通過時計。
此処も展望の利かない「地味山」なので、山名標だけ撮って先を進みました。
と、こんな感じの「比良山地縦走記」PartⅠ。
次ログ「岩阿舎利山~釈迦岳」篇へ続き〼。