●「近江高島~栗原」比良山地縦走トレラン.その③
えー、前日ログの続きにて。
先日ミヤコ帰京の折に行って参りました湖西トレラン「10/8.比良山地縦走記」その3。
「釈迦岳~荒川峠」篇で御座います。
【写真上】釈迦岳を後にして、北比良峠方面へ。
檜林の中、高度を一気に落とす急坂。
堆積した落葉と樹皮が程良いクッション、ピッチ狭めのダウンヒルランで下ります。
【写真上】下り切ると山腹路に合流。
スイッチバックしてトラバース気味の上りトレイルになります。
って…、あれ?。
【写真上】あーあ、またヤッちゃった…。
上り切った分岐には「釈迦岳~カラ岳」中間地点の標識。
如何やら神璽の滝方面へ一旦下って、また上って来たらしく。
真っ直ぐ進めば5分で来れる場所を、「V字大回り」して25分費やしたのでした。
【写真上】鞍部から直ぐに宇宙基地 カラ岳(1030m)。
初踏破の縦走路とは云え、15㎞の間に三度のルートミス…。
気分的に大分萎え気味、足取りも捗りません。
【写真上】しかも相変わらずの花崗岩風化窪路。
固い足場と緩い足場が混在、走り難いったらありゃしない。
【写真上】比良ロッジ跡を通過。
湖景でも見て、少し気分立て直そっと。
【写真上】湖国、初秋風景。
流石日本一の湖面積を誇る琵琶湖、文字通り「淡海=近江」の雄大な眺め。
この見晴らしを年中楽しめるのは、関西在住トレイルランナーの特権ですね。
【写真上】正面には比良スキー場跡。
ウィキ様によると2003/04シーズンを最後に廃業。
此処には滑りに来た事無いので、コメントはパスと云う事で。
【写真上】北比良峠通過。(time3:59:44 16.74㎞)
17㎞弱の行程、1000m前後の低山群で「このタイム」…。
矢張り三度のルートミス(タイムロス.計75分)が余りに痛い。
この時点で時刻は11:30前、武奈ヶ岳に寄ってくとタイムテーブルが厳しくなってしまうので、仕方無くノーマルの「比良山地縦走」にプラン変更と致しました。
うーん、何だかコース料理のメインディッシュだけ省かれた気分…。
【写真上.下】北比良峠.展望台より湖東湖南の眺望。
現在私めはトーキョー在住、従いこう云った山景は海沿いのトレランコースにでも行かないと味わえません。
何だか先々月に走って来た「芦ノ湖」が小っちゃく思えてしまいます。
【写真上】で、金糞峠に向かおうとしたのですが…。
「⇒北比良峠」って、ココが北比良峠ぢゃ無いの?。
しかしこれ迄に散々の道間違い、弱気になっていたのも災いしてこの道標通り矢印方面へ進んだのでした。
【写真上】で、進んでみるとやっぱり…。
「これ、下山ルートじゃん」。
このコースは両方共、イン谷口を経て比良駅へ向かう下山路です。
それでも一応、周辺に分岐らしきものが無いか、うろうろ探路したのでした。
【写真上】20分後、「元ニ戻ル」。
やっばり此処が北比良峠でした…。
因みに金糞峠への山路(シャクナゲ尾根)はフツーに南西方面に切ってありました。
【写真上】北比良峠から金糞峠へと向かうシャクナゲ尾根。
基本的には下り基調ですが、他少の微勾配あり。
比良山系全般に云える事ですが、纏まった「上り」「下り」は少なく、断続的に小さなアップダウンが繰り返しされます。
【写真上】金糞峠通過。
北比良エリアも此処迄、これより先は「南比良エリア」に入ります。
比良山地縦走コースの「ヘソ」的な場所に位置する要所ですが、その割には道幅の狭い小さいな分岐で、細い山路が入り組んで走っています。
標高的にはミドルパートのボトム(877m)となり、文字通りの「峠」です。
【写真上】…。
金糞峠から南比良峠に進む途中、突如目の前を「通せんぼ」するトラロープ。
まさかこんな所処にバイク避けロープがあるとも思えません。
途中、分岐らしいものは無かった筈なのですが…。
【写真上】仕方無く、少し引き返してしてみると…。
うーん、やっぱり合ってるよなぁ。
【写真上】若しかしてコレ?。
金糞峠から0.6㎞位の所処に有る、花崗岩の上り路(らしきもの)。
地図とコンパスで確認すると、堂満岳の西斜面ぽいのですが…。
まぁ取敢えず上ってみよっと。
【写真上】足場不如意、縄場鎖場も無い剥き出しの花崗岩。
最上部迄上るも、山路は途切れてジ.エンド。
泥だらけになりながら、露出した木の根を縄代りに何とか下ります。
結局先程の場所迄戻り、トラロープを無視して進んだら南比良峠でした。
あの紛らわしい封鎖縄、一体何だったのでしょう…。
【写真上】南比良峠通過。(time4:56:56 20.91㎞)
結局これでこの日5度目のルート迷い、計130分のタイムロス。
嗚呼、ストレス溜まる…。
尚、余談ですが山行途中、地元のベテランハイカーさんと立ち話をした所処…。
「リトル↔権現山」の比良山地縦走路は、南から北に進む方がルートミスの危険性は少なく、アップダウンの面でも楽だとの事。
実際、山路構成や標識の立て方等も「南→北」へ進む方が解り易くなっている(らしい)、とのお話でした。
うーん、既に手遅れな情報ですけどね…。
【写真上】南比良峠から荒川峠へ向かう山路。
クッションの利いた檜林トレイル、微~中勾配の上りが続きます。
【写真上】荒川峠通過。
比良山地縦走の中心パート「北比良峠~打見山」は只管アップダウンの繰り返し。
高低差自体は大した事無いのですが、四つある峠(金糞.南比良.荒川.木戸)の都度に標高を下げて、再度登り返すと云うパターンです。
と、こんな感じの「比良山地縦走記」PartⅡ。
次ログ「荒川峠~蓬莱山」篇へ続き〼。