« ●a run in the park | Main | ●復調成ル »

2014.11.04

●11.2「秩父宮決戦」

えー、昨日はお昼前よりチャリンコ繰り出し南青山迄。
秩父飲み屋 秩父宮へラグビー観戦に出掛けて参りました。

今日は珍しく大学ラグビー、「明治-慶應」「帝京-早稲田」の対抗戦二試合。
ラグビー観戦と云えば「ユニオン」か「トップリーグ」が専らの私め、大学生の試合に足を運ぶのは久し振り。

そんな訳で、以下恒例のゲームリポになりまする。

Img_0437
【写真上】11:30、秩父宮ゲート風景。
「早」「慶」「明」の伝統校に「王者帝京」の揃い踏み、しかも四強の全勝対決。
ま、ラグビーの試合会場と云うより、同窓会的な雰囲気が強いですけどね。

Img_0443
【写真上】12:00、第一試合.慶應-明治キックオフ。
観客数は13582人。
嗚呼、トップリーグやA5Nの試合でも常時これ位入ってくれれば…。

Img_0453
【写真上】2ndスクラム。
ファーストスクラムはコンテスト前にP笛吹かれたので、実質コレが1st。
ゲームを通じてスクラムは大きな優劣はつかず。
慶應さんが健闘したのか、明治さんが強く無かったのか…。

Img_0445
【写真上】ラインアウト風景。
セットプレーは大凡五分五分、スクラムは慶應さんにとっては嬉しい誤算。
但しラインアウトは嬉しくない誤算だったと思います。

【慶應●17-40○明治】
後半途中迄はシーソーゲームも、ゲーム全般を通してアンフォースドなエラー散見。
フツーなら凡戦扱いですが、まぁ其処は「伝統の一戦」の熱量コーティングが掛ってソコソコ見れる試合でした。

前半を終えて14‐7と明治リードも、試合の流れは慶應向き。
ディフェンスでペースを掴み、僅差ロースコアで後半勝負と云うのはケイオーさん側のゲームプランに則った風向きです。
しかしケイオーさんは例年以上に得点力不足が深刻、アタック時のな判断ミスもあってスコアを重ねる事が出来ません。
トライチャンスの「蹴り所」の場面でキックを有効的に使えず、その上エリア取りでも蹴り負けており、明治相手にこれでは勝負が厳しくなります。
後半20分を境に足が止まりボールウォッチャーが増加、ゲームの天秤が微妙に揺れ動く大事な局面で粘り負けの形、押し切られる形となりました。
ま、現有勢力のサイズや肩書を考えれば健闘した方でしょうが、人材の引き算(卒業生)と足し算(新入生)の差引きが、年々マイナス過多の傾向。
最低限のコマは揃えないと、ジリ貧に歯止めを掛けるのは難しいかと。

メイジさんは試合開始から効率的な形で2トライ先制、しかしその後モタモタしているうちに何時の間にか接戦モードに。
まぁ「らしい戦い方」と云えばそれまでですが。
逆にセットプレー/ブレイクダウンのFW戦で圧倒出来なかったのに勝っちゃったのは「らしく無さ」、其処は⑩⑪の個人技に由る所処大ですが。
特に⑩、キックを有効に使いエリアマネジメントを優位に進めていました。

で、勝った方にイチャモンつけるのは何なのですが、敢えて2点。
FWはブレイクダウン.モール等全般的に姿勢高過ぎ、体格で劣る慶應さんに食い込まれる隙を与えてしまいました。
BKに関してはディフェンス時のバックスリーのポジショニング、早々に何とかせねば。
2~3フェイズ重ねられただけで外のラインディフェンスがグダグタでアンスチラクチャー状態、前半の失トライは殆んどコレが原因です。
⑪が怪我明けの一年生(しかも急造)と云う事を差し引いても、大学トップチームとしてはお粗末なものでした。
まぁ後半にはある程度修正出来ていましたし、アタックでお釣りが出る程の活躍はしていましたけどね。

Img_0457
【写真上】14:00、第二試合.早稲田-帝京キックオフ。
観客数は18885人、まぁ良く入ってます。
下手するとトップリーグ3日分の入場者数、うーむ…。

Img_0459
【写真上】1stスクラム。
スクラムは早稲田さん健闘、但し前半迄。
前戦の対筑波でもそうでしたが、帝京は何か試しながらスクラム組んでいる様子。
相馬さんのコーチングで、スクラムのシステム自体を変えているのかも知れません。

Img_0471
【写真上】ラインアウト風景。
前半は両チームともラインアウト苦戦。
第一試合終了後、急に風が強くなりピッチ内では可也巻いている様子。
学生さんレベルのゲームでは少し可哀想なコンディションでした。

Img_0481
【写真上】二年にして帝京アタックの中心的存在、松田力也。
目の前にスペース空けると鬼ゲイン、ラン/パス/キックの判断も的確。
⑨シェイプとFWの強さに由る恩恵も多いですか、この日も決定的な仕事を何度も見せてくれました。
一度、FW劣勢のチームでのプレー振りを見てみたいですね。

Img_0485

Img_0491
【写真上】後半5~9分、早稲田の敵陣前チャンス。
此処で一本返せばもう少し競った展開が続いたのでしょうが、力負け。
この後も14分間スコアレスで粘りますが、黄紙が出てジ.エンド。

【早稲田●11-55○帝京】
勝ち負け云々では無く、ワセダが何処迄食い付けるのか、が興味の対象の試合。
そう云う意味では前半のワセダさん、期待以上の大健闘(11-12)でした。
しかし例に由って、ギアチェンジした帝京に後半早々失トライ。
その後土俵際でギリギリ粘り続けますが、22分にイエローと選手交代で大駒二枚がピッチから消えると、天秤は一気に傾き連続失点。
加えて前半からの疲労蓄積が表面化し、ゲーム破綻となりました。
慶應さんと同じ事なのですが、兎に角この面子で良く戦った方。
質.量共に人材の枯渇化が年々進んでおり、来年以降は如何なる事やら…。

テイキョーさんはこの時期ならまぁこんなもの。
スクラム.ブレイクダウン.サインプレー等は此処近年積み上げて来た遺産で戦っている感じで、細かい部分を煮詰めるのはこれからと云った印象です。
逆に昨年に較べ段違いに良くなったのはリアクション。
ターンオーバーした(された)際のポジショニングの切り替え、フェイズを重ねている際の状況に応じたギアチェンジのタイミング、抜けた(抜かれた)際のカバーやフォローの速さ。
恐らく徹底的に反復練習する事により、頭と身体に染み込ませているのでしょう。
これを「大きく」「強く」「早い」プレーヤーが黙々とやるのですから学生さんレベルとしては一頭抜けたレベル、相手はどーしょーもありません。

あと、個々の選手としては、何と云っても⑫の復帰が大きい。
ゲームが読めて、判断にも優れ、パス.ラン.キック何でもこなし、大舞台にも慣れていて、人にも強い(但しこれは学生レベルで)。
このゲームでもラインブレイクに繋ぎのアクセントに、気の利いたプレーの連発。
彼と⑨⑩ユニットの三人だけで、チームレベルは5ランクぐらいアップします。
あと、怪我から復活した⑲の存在も来季に向けて楽しみ。

但し「対トップリ」上位対策としてはまだまだ不十分。
セットプレーの強化は必須ですし、コンタクトを伴うパスにもエラーが目立ちます。
アタック自体もスピードとフィジカルに任せてリズムが単調になりがち。
そして何より、自分達より強い相手(体格的にも実力的にも)と戦う経験値の絶対的な不足。
ま、それでも今季の「トヨタ」「Nコム」「近鉄」「クボタ」クラスなら、充分に勝ち負け迄持っていける可能性は秘めてます。
スクラムとラインアウトで五分に亘り合う、と云う前提条件付ですけどね。

と、こんな所処にて。

|

« ●a run in the park | Main | ●復調成ル »