えー、先日参加して参りました「小江戸川越ハーフマラソン2014」の続々篇ログ。
PB更新を目論んで挑んだ「勝負レース」も、結果は85分すら切れずの惨敗。
「落胆」と「反省」と「来年の捲土重来」を胸に抱きつつ、チャリを扱ぎ出し会場を後に致しました。
そんな訳での大会雑感、及びレースアフター後記になりまする。
【写真上】11時頃、水上公園通りにて四写。
ゴール前100~300m、フィニッシュ目前のランナー達。
入線タイムは残念ながら「2時間ちょいオーバー」、惜しい。
【写真上】水上公園通りのセブンイレブンを左に分け、尚美大方面へ。
小江戸川越マラソンとは此処でお別れ、来年も亦走りにきまーす。
これより向かうは川越温泉、早く汗流そっと。
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以下、例に由っての大会雑感になります。
「小江戸川越ハーフ」は兎に角コース取りが秀逸、私め存知の限り最もタイムの出し易い大会の一つ。
「広すぎず狭すぎずスピード感のある道幅」「折り返し地点迄続く目視出来ない程度の下り」「全体的に緩やかな高低差」、加えて「二度の折り返し」も距離の目算が付き易く、戦う気持ちを維持し続けられるコース。
「川越市の古い町並み」と「郊外バイパス」「秋枯れの田園地帯」を交互に取った往路復路も、メリハリが利いた特色豊かなものです。
そして特筆すべきは「沿道の応援」、コレは本当に感動モノ。
運営スタッフ.ボランティアさんに加え、ステックバルーンや小旗を振る地域住民の方々の多い事多い事。
大袈裟な云い方では無く「21.1㎞中、ずーっと励まし続けられてる」感じです。
特にそのハイライトは二ヶ所。
「折り返し鯨井中の前」では生徒さんの大声援と吹奏楽演奏の後押し。
胸突き八丁の14㎞地点と云う事もあり、毎年不覚にも涙腺が緩んでしまいます。
そしてゴール前「水上公園前ラスト500m直線」では、沿道左右を埋め尽くす観衆からヤンヤヤンヤの大歓声。
「ギャラリーの大声援」「はためく幟」「打ち鳴らされるスティックバルーン」に包まれてのラストスパートは、まるでビックレースのランナーになったかの様でした。
その他にも市役所前での山車演舞、平塚橋での吹奏楽、小ケ谷での祭鉦打楽…。
更には今年からはスタート前の待ち時間に川越高校応援団の男気エール、と数えていくとキリが無い程の応援の数々。
ハーフがメインの大会としては、恐らく最高のランナーサポートでしょう。
と云う訳で個人的にはほぼ満点の大会。
主要駅から会場迄が少し遠いので、送迎バスのインフラに対する不満は多少聞かれるみたいですが、私めの足はチャリなので良く解りません。
トイレの待ち時間に関しては大会規模的に仕方無し、1万人超の参加者がスムーズに流れる仮設トイレを設置するなぞ、土台無理なおハナシです。
まぁ強いて云うなら、初参加の方には会場動線がやや解り難い位でしょうか。
大会に対する感想は人其々ですが、何でもかんでも「至れり尽くせり」なんて云うイベントは殆んどありません。
「時計の出易いフラットコース」
「沿道の大声援には毎年感動」
「健気に働く中高生ボランティアには心打たれ」
「温泉.鰻.観光と、レースアフターも強力」
「首都圏から一時間強の好アクセス」
「蔵造りのメインストリートをランナー貸切にする英断」
「晴天確率100%」
そして今年からは「陸連公認大会」となり、大会の格もアップ。
と、これら数々のアドバンテージがあるのですから、高評価を与えるに相応しいマラソン大会に成長していると云って良いのではないでしょうか。
【写真上】小江戸川越ハーフ、1.8㎞地点の新日吉陸橋。
1時間半の湯治の後は川越市街を北上、神明町の鰻屋へ。
折角なのでマラソンコースをトレースしつつ向かう事と致しました。
【写真上】3.2㎞地点、連雀町交差点を左折。
本川越駅の北側、観光色と地元日常風情が交わった趣の商店街です。
【写真上】3.5㎞地点、仲町交差点。
此処から約400mが川越一番街、所謂「蔵造りの町並み」と呼ばれる通り。
「観」に「歩」に「食」に「飲」に、川越観光のメインストリートとなります。
【写真上】3.4~3.8㎞地点、蔵造りの町並み.四景。
マラソン関連の施設は「きれいさっぱり」撤収されており街はフツーのウィークエンド的な観光地風景、沢山の来訪客で溢れ返っておりました。
4時間前に一万人のランナーが走っていたのが嘘の様です。
それにしてもこの周辺の建造物は本当に平屋ばかり、可也の広範囲に亘って景観保全がなされています。
「近世」「近代」「現代」が見事に融和したベンチマークとなる街づくり、御見事。
因みに「川越」は本来城下町だったのですが、商業都市への転換が早かった事もあり、蔵造りの商家や民家が多く建てられてる様になりました。
亦、旧埼玉銀行南支店や旧八十五銀行本店に代表される近代西洋建造物も町並みに溶け込み、独特の景観を醸しています。
【写真上】3.9㎞地点、札の辻を右折。
情緒豊かな古い町並みを離れ、市街区域へ入ります。
【写真上】4.1㎞地点、川越市役所前。
第一給水ポイントのあった辺り。
走ってる最中は気付かなかったのですが、市役所は工事中だったんですね。
【写真上】4.7㎞地点、川越氷川神社前。
郭町の交差点を左折すると、氷川神社門前を通り過ぎます。
「銀杏の鮮黄」「楓の朱紅」を中心に「落葉樹の橙」「常緑樹の濃緑」と色取り取り見事なコントラスト。
尤も去年に較べるとやや散り初め気配強し、枝梢の目立つ紅葉具合でした。
【写真上】5.2㎞地点、氷川神社から再び県道12号方面に右折。
氷川神社の門前と云う事もあり、街中には厳かな佇まいの旧家も見られます。
【写真上】5.7㎞地点、神明町交差点でマラソンコースとはお別れ。
大会コースは此処を左折しますが、私めは鰻屋目指して右に進みます。
【写真上】目的地到着。
観光エリアから大分離れた場所にある、平屋建ての古い鰻屋さん。
「小江戸川越」のレース後は、此処で昼酒宴するのが毎年のルーティンです。
「しまむら」の正面と云えば地元以外の方々でもお解りでしょうか。
内外装共に少し改築されたらしく、小綺麗な門構えに変わっておりました。
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【写真上】再び蔵造りの町並みにて、「時の鐘」。
鰻屋の暖簾を出たのが14時半。
すると空色はすっかりと曇天模様、ぽつりぽつりと雨雫も濡ち始めておりました。
予定では街中をポタリングしてから16時頃に帰る心算でしたが、チャリンコで雨に祟られるのも困りモノ。
仕方無くこのまま本川越駅へ向かい早めの撤収、帰途に着く事と致しました。
と、こんな感じの「小江戸川越ハーフマラソン」三部作でした。
おしまい。