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2015.01.03

●新春嵯峨野「雪化粧」

えー、アケマシテオメデトウゴザイマス三日目。
元日.二日の猛烈寒波襲来により、新年早々大雪に見舞われたミヤコとなりました。

然乍ら元来降雪の少ない京都としては、「雪景撮影」の亦と無い機会です。
私めも昨日は、箱根往路3~4区の観戦を中座して地元散策。
チャリンコ扱ぎ出し北嵯峨方面へ向かう事と致しました。

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【写真上】家の近所、その1。

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【写真上】家の近所、その2。

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【写真上】家の近所、その3。
…、正直ママチャリで移動するには可也辛い路面状況。
しかし北嵯峨方面へは徒歩だと20分強、面倒なので「強行突破」です。

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【写真上】一条通、北嵯峨高校前にて一写。
一面白銀に埋もれた「鄙.嵯峨野」の田園風景。
残雪や斑雪の北嵯峨は何度も目にした事がありますが、これ程「真っ白」に染まった雪景色は初めてです。

尚、こっから先は帰京時に何時も撮っている場所。
従いフォト中心でコメント少な目のアップと致しまする。

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【写真上】嵯峨中/北嵯峨高から一条通を東進。
すると「例のヤツ」が見えて参りました。

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【写真上】北嵯峨名物、ド派手案山子。
とっくの昔に刈入れを終えたにも関わらず、何故かコヤツらは健在。
果たして何時になったら撤収されるのでしょうか…。

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【写真上.下】児神社前にて、広沢池.枯淡雪景。
「鯉揚げ」で池水を抜かれ、池底を見せた儘となっている広沢池。

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【写真上】池南岸中央より、正面に望む遍照寺山。
僅かに残った池水が凍結、その氷面に薄ら堆雪していました。

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【写真上】湖面に屯するアオサギ。
因みに鳴き声は「グギャーッ グギャーッ」。

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【写真上】雪の遍照寺山を背景に、一羽佇むアオサギ。
「雪月花」備えた鄙風流の地として、平安の御世より大宮人に愛された広沢池。
しかしこれ程の「雪」風趣に出逢えるとは…、今年は何かイイ事ある鴨。

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【写真上】広沢池.東南詰より望む愛宕山。

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【写真上】同、愛宕山近景。

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【写真上】同.桜枝間に望む遍照寺山。
こんもりとした三角形の起り稜線、何時見ても愛嬌のある山容です。

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【写真上】広沢池東岸より、愛宕山より連なる西山連峰。
右に霊峰愛宕、左には山上ヶ峰(北松尾山)。
中央の凹部には火床形に雪景色した五山.鳥居(曼荼羅山)も窺えます。

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【写真上】同.西山は嵐山周辺。
右より山上ヶ峰~烏ヶ岳~嵐山~松尾山と続くなだらかな丘陵群。

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【写真上】広沢池西岸より望む奥嵯峨と愛宕山。
児神社の裏地は「春は蓮華」「秋は秋桜」が咲き誇る野花のスポット。
この日は一面の六花で埋め尽くされ、冬晴れの照り返しが眩しく思える程でした。

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【写真上】池西岸、観音島にて。
池底より望む弁天堂と遍照寺山。

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【写真上】同、観音島越しに池面を見遣る。
水の抜かれた池底に下りての二枚。
従いこの構図での撮影は、冬場だけの特権だったり致します。

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【写真上】北嵯峨外周道路にて、宙に浮く雪礫。
撮影の際、隣の常緑樹から頭上に降って来たもの。
偶然レンズに収まってたので載っけときます。

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【写真上】北嵯峨外周道路、後宇多天皇陵前にて。
南面に見遣る北嵯峨雪田風景と西山丘陵群。

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【写真上】旧嵯峨御所.大覚寺にて。
大沢池北東岸から望む堂宇群と嵐山、大覚寺の私的ベストビューポイントです。

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【写真上】大沢池、遣水跡付近より。
菊ヶ島の二本松と立石(庭湖石)、借景には嵐山/烏ヶ岳。

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【写真上】大沢池西岸、宸殿前にて。
積雪でT字に矩形取られた船着場、遠州が見たら喜びそうなデザインです。

と、約二時間の嵯峨野逍遥.白景集。
冒頭にも述べました様に、ミヤコでは61年振りの降雪量となった爆弾低気圧襲来。
果たして「次回」は私め存命中にあるか如何か、ビミョーな所処です。
まぁ少なくとも、「元日」と「記録的大雪」とがバッティングする可能性は殆んど無いでしょう。
そんな訳で是も亦「一期一会」と、新春の雪景色を満喫したのでした。
おしまい。

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