●2014/15.二十五滑目「川場」
えー、一昨日は2/23の滑走日誌。
私めとしては珍しく、群馬.沼田エリアへと行って参りました。
実は此処半月計りの間、イマイチ滑りの調子が悪く下降線モード。
まぁシーズン中盤に時折起こる「軽いスランプ」ってやつです。
で、今回の目的は技術面メカニズムの微調整。
最低規模のゲレンデスペックがあれば何処でも良かったのですが、取敢えず湯沢周辺のモサモサ湿重雪は遠慮したく、標高の高いスキー場をチョイスしたのでした。
そんな訳で二年振りの来訪となる「川場スキー場」。
以下恒例のゲレンデリポになりまする。
【写真上】アクティビティスタート。
大気は冷冴、風も無く、青空広がる良い天気。
「曇天+強風」の鬼コラボが多い川場としては、珍しくグッドコンディション。
【写真上】白鳥エクスプレスより、左手を見遣る。
左が西峰/剣ヶ峰山、右が無名峰方面。
うーん、本当に絶好のスキー日和です事♥。
【写真上】無名峰方面.近景。
右がトライアル、左がダウンヒル、共に不整地のコブコース。
しかし午前中は自主トレ専念、コブ遊びは午後迄お預けです。
【写真上】剣ヶ峰山方面.近景。
「高手ペア、止まってる…」、索道点検作業の為にこの日は終日運休との事。
只でさえ川場のコースバリエーションは少ないのに…。
午後の選択肢が一つ減ってしまいました、うーん。
【写真上】白鳥スカイライン。
取敢えず午前中は白鳥エクスプレス「トレーニング回し」。
緩斜面区間はクローチング~ターン前半を短く取ったミドルでスピードを繋げます。
【写真上】ジャミンダウンヒル.その①。
白鳥スカイラインの緩斜から右にバンク、入りの中斜部分。
ポジション低め、体軸を長めに取ったロングで加速、一気に滑り降ります。
【写真上】ジャミンダウンヒル.その②。
中斜から繋ぎの区間、速度を殺さぬ様にターン後半テール加速で縦目のミドル。
【写真上】ジャミンダウンヒル.その③。
軽く右ヘアピンして最後の中斜部分、深回りのミドルで仕上げます。
【写真上】白鳥スカイライン~ジャミンダウンヒル終了。
滑走距離は約2.5㎞、中後半はソコソコ面白い快適コースです。
午前中は「ターン前半のスキー操作確認」「早め仕上げのエッジング」「ターン後半はストレートな走り」「切り替え前の先行動作再確認」をテーマにずーっと基礎練やってました。
因みにバーンコンディションは「早い時間はエッジの掛らないアイシーバーン」「10時頃からややしっとり化」「正午前には緩んだ軟バーン」と変化。
状況変化に応じての滑り分けでメリハリも有り、思ってたより楽しい自主トレでした。
【写真上】時折白鳥ダウンヒルを織り交ぜます。
川場唯一の幅広中斜面、基礎屋さんの主戦バーンと云った感じ。
斜度も頃合いでミドル~ロングのトレーニングには丁度良いコースです。
混んでくると滑走ラインを選びつつ、「中斜面.フリー(マテリアル規制)」ごっこして遊んでました。
【写真上】白鳥スカイライン.トップより北西の眺望。
谷川連峰方面は霞掛っておりクリアな見晴らしとはいかず、右奥に薄らと谷川岳の山影が望める程度でした。
左奥には大峰山と吾妻邪山の鞍部に挟まれる形で「ノルン水上」、手前に波打つ様な三つの頂は左より迦葉山.高檜山.尼ヶ禿山の1400m級低山群。
【写真上】正午前、ゲレンデベースにて一写。
ゲレンデは11時頃から次第に混み始め、20分程間を置いて珈琲&一服タイムに。
序でジャケットを脱ぎピステバックにしまい込みます。
この日は本当に良い天気、結局これ以降はミドラーで滑ってました。
【写真上】「今は もう 動かない~♪」廃止索道。
05/06シーズンを最後に廃止されたジャミンペアリフト。
尤も隣に長短クワッドが二本並んでいるので、利便的には何ら影響ありません。
因みに白鳥コースの下部に繋がる「ジャミンダウンヒル」は、このリフトとセットで名付けられたコース名。
ですからもうコース名称も「白鳥ダウンヒル」に一本化すれば、と思うのですが。
【写真上】クリスタルエクスプレスより、正面一写。
「鍛錬タイム」を終え、パノラマ目当てにゲレンデピークへと向かいました。
正面には剣ヶ峰山、その右手には冠雪した中ノ岳~家ノ串山。
武尊山の八峰頂が連なります。
【写真上】正面少し右手、北西の眺望。
家ノ串山から尾根伝い、岩場の目立つ川場剣ヶ峰と前武尊。
【写真上】そのもうちょい少し右手、西側の眺望。
川場剣ヶ峰.前武尊の奥向こうには白根火山群~足尾山地が望めます。
西方のパノラマは絶好の見晴らし、リフト上が一番のビューポイントでした。
【写真上】前武尊の稜線越しにズーム。
左より日光白根山、少し下がって白根隠山と白檜岳、続くピークが錫ヶ岳と笠ヶ岳。
2578mの白根山を筆頭に、何れも2300~2400級の山々です。
右手前のスキー場は「サエラスキーリゾート尾瀬」、2013/14シーズンから営業休止しています。
【写真上】その南側をズーム。
片品村越しに窺えるのは足尾山地、中央に立突する皇海山と右横には鋸山。
女山.男山となだらかな稜線を伝い、右手の小突起頂群が法師岳.奥袈裟.中袈裟.後袈裟.前袈裟と連なる袈裟丸山。
【写真上】クリスタルエクスプレス降り場。
正面には剣ヶ峰山、雪付き無く褐黒色に聳える頂は、まるでナマコみたく。
【写真上】クリスタルエクスプレス降り場より。
左に折れると西峰ダウンヒル、真っ直ぐ進むと高手ダウンヒルコースです。
そして眼下には白化粧した昭和村、正面彼方には赤城山のカルデラ火山群。
左より長七郎山.地蔵岳.荒山のシルエットが微かに望めます。
【写真上】川場剣ヶ峰と前武尊を背景に、高手ダウンヒル。
入りは一瞬だけ中斜面、あとは左右に振った緩斜面が続きます。
【写真上】西峰ダウンヒル。
殆んど連絡路or迂回路的な幅狭のコース、特に面白味はありません。
【写真上】クリスタルコース下部。
川場としてはコース幅の広い。なだらか~な緩斜面。
クリスタルエクスプレスからの3コースは全て此処に合流するので、ボトムに行くに従い滑走者が増えて参ります。
と、あんまり滑り甲斐の無いクリスタルエクスプレスからの各コース。
まぁ山景写真撮りに行っただけなんで構いませんけどね。
【写真上】で、午後のメイン、無名峰トリプルへ。
鍛錬タイムと撮影タイムは終了、愈々お待ちかね「コブタイム」スタートです。
【写真上】無名峰トライアル。
入りから34度の急斜、溝の深い不規則な凸凹が並びます。
中盤以降は中~緩斜面、整ったコブラインのモーグルコースとなっています。
【写真上.下】無名峰ダウンヒル。
入り急斜~中盤より中斜面と、斜面変化の構成はトライアルと同様。
但し全体的に少し易し目の斜度となっています。
両コース共、陽射しでやや雪面の緩んだ攻め易いコンディション。
約二時間の間、無名峰に籠りっきりです。
長い時間コブに入るのは今シーズンこれが初めて、久し振りのコブ遊びでした。
ラス一時間はも一度白鳥エクスプレス回しで〆。
だけど16時リフト営業終了って一寸早過ぎない、カワバさん…。
【写真上.下】最後はカワバンガ…、おっと違ったカワバシティ。
立体駐車場(1F~6F)を併設したゲレンデ直結のスキーセンター。
更衣室.ロッカーンからレンタルにスクール、スノーグッズやお土産等の各ショップ、ランチ.ティータイムに至る迄、全て此処で賄えます。
流石GALAやハンタマと並ぶコンビニエンスゲレンデの代表格、「安」「近」「短」に加え利便性もピカ一です。
あ、因みに「カワバンガ」はガーラ湯沢のスキーセンター名称です。
と、こんな感じの川場滑走記。
ゲレンデスペックの割りには、思ってたより充実した一日でした。
晴れてた事もありますが、何せ此処二週間が湯沢/南魚沼の「モッサモサ雪」計りでしたからね…。
そんな訳で「やっぱり標高の高いスキー場はイイな」、ておハナシでした。