●2015 FIS Alpine World Ski Championships
えー、本日より月替わり「如月」。
そして2月のエントリーも、矢張り「スキー話」から始まるのでして。
「2015年の2月」と云えば、スキー界にはビッグイベントが控えております。
そう、今年は「アルペンスキー世界選手権」イヤー。
北米コロラド州ヴェイル、ビーバークリークを舞台として2月2日に開幕。
2月3日(日本時間2月4日)女子のスーパーGを皮切りに、二週間に亘る熱い「スキーサーカス」が始まります。
因みに欧州以外での世界選手権開催は8大会16年振り、その際の開催地も同じくビーバークリークでした。
前回1989年の優勝者は「DH.SG/ヘルマン.マイヤー」「GS/ラッセ.チュース」「SL/カレ.パランダー」「CB/チェティル.アンドレ.オーモット」。
何れも一時代を築いたビッグネーム、懐かし名前が並びます。
で、今回の予想ですが自信があるのは男子のGS/SLくらい。
Giant Slalom Men/2月13日
◎「地元」リゲティ
○「王者」ヒルシャー
▲ -
△ -
×「万一嵌れば」パンテュロー
GSは恐らく波乱無し、二強対決で決まりでしょう。
今季の調子からするとGS5戦4勝と圧倒的な戦績を残すヒルシャーが最右翼ですが、地元+一発の勝負強さを考え「リゲティ推し」で。
しかも今季唯一の勝利を挙げたのが、選手権の行われるビーバークリーク。
只、シュラドミングのSLを欠場したのが気に掛ります…。
Slalom Men/2月15日
◎「レッドビブ」ノイロイター
○「本格化」コロシロフ
▲「勿論」ヒルシャー
△「絶好調」グロス
×「今度こそ」ドッファー
×「大一番で」マリオ.マット
×「少し気になる」ソルバーグ
GSに反して混戦模様のスラローム、「籤運」も勝負を大きく左右しそうです。
W杯の直近3レース勝者が全て初優勝の流れもあり、世界選手権も若しかして…。
尤も波乱と云っても可能性は第一シード内、「もしも」があるとすればドッファーかソルバーグ迄でしょう。
ベテラン勢からはビッグレースに滅法強いマット、今季不調も前走に漸く復調気配。
此処一番で「スーパーマリオ」復活なるか?。
個人的に一番の注目は今季赤丸急上昇、シュラドミングの覇者コロシロフ。
短くシャープなエッジングに安定した体軸、攻撃的且つ落ち着いた滑り、去年からこんな上手かったっけ?…。
シュラドミングは見ていて本当に「カッケイィー」と思いました。
北米雪にアジャスト出来れば、あっさり「ビッグイヤー」を手にするかも。
彼等以外にもハージンを筆頭とする「ノルウェー軍団」に新旧エースが並ぶ「フランスチーム」、そして「超新星」クリストファーセン…。
正直、10番スタート位からなら誰が来てもおかしくない面子が揃っています。
まぁそれでも本命はフィリックス。
コースセット.雪質不問「全方位高次元安定」の彼を本線に推しておきます。