●急場凌ぎ
えー、一昨日は「かぐら滑走記」の拾遺集。
この日は出だしから、一寸したイレギュラーが御座いました。
私めのスキーポール「LEKI/SPEED S」。
何でしょ、コレ?。
別に変なお呪いをしているのでは無く、必要上こうせざるを得なかった訳でして…。
原因はコレ。
そう、右手の「トリガーS」を無くしてしまったのです。
如何やらかぐらゴンドラの中で落としたらしいのですが、結局見つかりませんでした。
レキのポールは殆どがセーフティビンディングシステムになっており着脱がワンタッチ、手から放す都度ストラップを握り直す必要がありません。
しかしグリップとストラップがセパレートになっているが故、こんな不慮の事態も起こってしまうのです。
「うーん困った」…。
グローブにトリガーを付けてないレキポールは、単にグリップを握ってるだけ。
手元不如意甚だしく、流石にこれでは滑る事が出来ません。
みつまたステーション迄下山してレンタルする事も考えたのですが、かぐらゲレンデからだと往復1時間近く掛かってしまいます。
それでは余りにも時間が勿体無いし、第一面倒臭い。
で、冒頭の写真になった次第。
コース脇の防護ネットに引っ掛かっていたビニール紐の切れっ端を拝借、結わえて急場凌ぎのポールストラップとしたのでした。
取敢えずグリップホールドが弱まった際に、手からポールがサヨナラしてしまうのだけ避けられればそれで良し。
転倒でもしなければ、ビニ紐の強度不安も関係ありません。
結局この応急措置の後はオフピステやらコブやら、何時も通りのアクティビティ。
フツーに問題無く滑れたのでした。
嗚呼良かった、と。