●「嵐山鵜飼」始まりました
チャチャッ チャチャチャッ 「鵜ッ!」
そんな訳で私めの地元「夏の風物」、嵐山鵜飼が本日より始まりました。
「洛中」の夏が「二階囃子」と共に訪れるのだとしたら、「鄙.嵐山」の夏は「宵闇の篝火」と共にやってくるのです。
この鵜飼、一番の上玉は何と云っても「夏の味覚.香魚」。
何せ大堰の鮎は、古よりの大宮人御用達。
今風に云うならば「セレブの食卓.お取り寄せ」なんて所処でしょうか。
かがり火の下、手縄巧みに
京都・嵐山鵜飼始まる
夏の風物詩・嵐山鵜飼が1日夜、京都市右京区の渡月橋上流の大堰川で始まった。心配された雨も上がり、かがり火の炎が水面に揺らめく幻想的な雰囲気の中、鵜匠の巧みな手縄さばきが観客を魅了した。
嵐山保勝会と嵐山通船の主催。シーズン中の無事を祈って、大堰川左岸で神事を営んだ後、黒装束に烏帽子と腰みの姿の鵜匠2人が鵜を5羽ずつ従えて出船。鵜が「それ行け」のかけ声を合図に水中に潜り、アユやフナなどを捕って戻ってくるたび、提灯をともした屋形船9隻に乗った約150人の観客が拍手を送った。
先月デビューした嵐山通船の公式キャラクター「通さん」も鵜匠姿で応援にかけつけた。嵐山鵜飼は9月23日まで。問い合わせは嵐山通船TEL075(861)0302。
(文.写真共 京都新聞7/1より)